芝生の雑草対策
芝生の中にも雑草が生えてきます。芝生よりも生命力の強い雑草は、放置しておくと勢力を拡大し、やがて芝生を上回る勢いで繁殖するようになります。あまり手入れのされていない公園などでは、芝生よりも雑草の方が主になってしまっているようなところもあります。
雑草対策は、芝生の面積や費やせる時間や労力によってやり方が変わってきます。ここでは芝生を雑草から守るための方法をいくつかご紹介しますので、ご自身に合ったやり方を見つけてください。
芝生の雑草をひたすら抜く
一番手間がかかる方法ですが、薬剤を使いませんので人体や環境にも安心です。また芝生以外の花や木を傷める心配もありません。ただし、毎日少しずつ抜くというくらいの覚悟が必要です。「草抜きも楽しみのひとつ」と思うくらいの方がいいでしょう。小さいうちに抜けるものは根っこから抜いてください。ツメクサなどのように、小さいうちは抜きにくいものもありますが、それらは少し成長させてから抜くといいでしょう。カタバミなどのように地下茎で繁殖する雑草は、ピンセットなどを使って根を全て除去することがポイントです。
雑草を手で抜くのは非常に労力と時間を費やしますので、広い芝生は無理だと思います。手作業で雑草管理ができるのは15坪(50平米)くらいまでと考えておいた方がいいでしょう。雑草対策にあまり時間がとれないという場合や、芝生の面積が広い場合は、除草剤を使用もしくは併用した方がいいと思います。
刈り込みで芝生の密度を上げる
芝生は刈り込み頻度を上げることで、密になる性質があります。芝生が密になると、地面に日光が入りにくくなるため、雑草の種が発芽しにくくなったり、雑草が成長しにくくなります。刈り込みによって芝生を密にすることも雑草対策になるのです。逆に人がよく踏んだりして芝生が薄くなっているところは雑草が生えやすくなります。
また、芝生の長さを短くし過ぎないことも雑草対策になります。20ミリより短くすると雑草が増えやすくなる傾向にあるようですので、芝刈り機の刈り高設定を20ミリ以上にしておくといいでしょう。
芝生の雑草を生えにくくする
雑草が発芽する前に土壌処理剤を散布して生えにくくする方法があります。土壌処理剤によって地表に処理層と呼ばれる層ができ、伸び始めた雑草の芽や根から吸収されます。そのため、雑草が発芽すると枯れてしまうのです。土壌処理剤にはテマナックスやシマジン、フロアブルなどがあり、2ヶ月ほど効果があるとされています。
土壌処理剤は雑草発芽前から萌芽期にかけて使用します。成長してしまった雑草は除草剤で駆除しなければなりません。
芝生専用除草剤を散布する
生えてしまった雑草を一網打尽にするためには、除草剤の散布が必要です。除草剤を使用する前にどのような雑草が生えているかをよく観察し、その雑草に適した除草剤を選んでください。除草剤には大きく分けて、広葉雑草を得意とするものと、イネ科雑草を得意とするものがあります。広葉雑草にはMCPPやザイトロンなどが効きます。イネ科雑草にはアージランが有効です。雑草を観察してみて、広葉雑草もイネ科雑草も両方生えている場合は除草剤を混ぜて散布します。(アージランとMCPPの混用のことを、掲示板では「apisさんスペシャル」と呼んでいます。情報提供いただいたapisさん、ありがとうございました)。
芝生用の除草剤といえども、量が多いと芝生にダメージを与えてしまいますので、用量は必ず守って使用してください。また、芝生が弱っている時は薬害が出る可能性がありますので使用を控えてください。気温が高い時期の散布も薬害が出やすくなります。薬害が出ると芝生が黄色くなったり、最悪は枯れてしまったりすることもあります。周辺の植木や花にもかからないように注意が必要です。
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