イネ科・一年生雑草
イネ科・一年生に分類される雑草を紹介します。芝生もイネ科ですので植物としての分類は同じですが、選択性除草剤のアージランを使えば、ほとんどの雑草が駆除できます。
イヌムギ
イネ科 11~8月
道端や畑などでも見られる身近な雑草のひとつです。一見オヒシバ(4月~10月)やスズメノヒエ(5月~11月)と似ていますが、成長期間は11~8月ですので時期がずれており、越冬することができます。地下茎と種子で繁殖し、越年生に分類されていることもあります。
スズメノカタビラ
イネ科 通年
スズメノカタビラは最もポピュラーな芝生の雑草と言ってもいいでしょう。芝生だけでなくどこでも見かける雑草で、世界中に分布しています。季節性が無く、一年中繁殖し、近年花粉症の原因とも言われています。抜きやすいのですが、大きな株は抜き残しがあるとそこから穂を出して種を落とします。少し成長するとすぐに穂をつけるくらい繁殖力は旺盛ですから、抜いても抜いても生えてきます。スズメノカタビラは年中生えてきますが、アージランを定期的に散布することで発生を抑えることができます。
メヒシバ(雌日芝)
イネ科 5~10月
芝生に生える雑草の代表的なもののひとつで、空き地や畑、公園、道路などでもよく見かける、とても身近な雑草です。良く見かけるということは、それだけ繁殖力が強いと言うことであり、強力な夏雑草と言えます。成長力は旺盛で、株が大きくなってから抜くとポッコリ穴が開くことがあります。また、茎が伸びると節々から根を張ることもありますので、見つけたら早めに抜いておきましょう。