芝張りのポイント

失敗しないための芝張りのポイントについて解説します。




1.雑草を取り除く

雑草はできるだけ取り除く
雑草はできるだけ取り除く

床土に雑草が生えている場合は、できるだけ取り除いてください。除草剤を使用する場合、ラウンドアップなどのように散布後2週間ほどで薬剤が分解され、植物の植え付けが可能なタイプを選びます。処理後、除草剤の効果が無くなるまで待ってから芝張りをしてください。長期間雑草が生えなくなる土壌処理タイプの除草剤は絶対に使わないでください。除草剤が効いている間は芝張りができなくなります。

※芝張り後にも芝生用除草剤を使用して除草可能ですが、芝張りから1年程度は散布不可の除草剤が多いのでご注意ください。


2.床土を耕起して小石などを取り除く

床土の小石を取り除く

雑草を取り除いたら床土を耕して、小石など根の発育の障害になりそうな物をできるだけ取り除いてください。石が土壌に残っていると、芝生の手入れで行うエアレーション作業の邪魔にもなります。暗渠排水を設置する場合は、この段階で施工します。


3.土壌改良剤と元肥を入れる

床土に土壌改良剤を混ぜる

石の除去が終わったら砂や土壌改良剤を混ぜます。元肥もこの段階で入れておきましょう。


4.床土を転圧する

床土を転圧して不陸を無くす

芝張りの重要なポイントは転圧で不陸(ふろく:デコボコのこと)をできるだけ無くしておくことです。芝生の不陸(デコボコ)は、水たまりになって病害リスクが高まったり、芝刈りがスムーズにできないなど様々な問題の原因になります。芝張り前の転圧をしっかり行ない、芝張り後に不陸ができるだけ発生しないようにしておきましょう。表面排水を施工する場合も、この段階で行います。

転圧は板切れを踏みつけるなどして行います。理想は芝生用ローラーの使用です。芝生を植えた後も月日が経過するとともに必ず不陸が発生するため、その解消にもローラーは活躍します。最近では精度を求めなければ比較的安価なローラーもあります(ローラー部分に多少のヘコミがあったりします)。芝張りまでに余裕があるようでしたら、転圧後に一度雨が降るかたっぷり散水して土壌を落ち着かせ、 不陸が生じるようなら再度転圧してください。


5.いよいよ芝張り

床土の準備が終わったらいよいよ芝張りです。少しでも早く絨毯のような仕上がりを求めるなら、切り芝(ソッド)を2~3センチの隙間で並べる「目地張り」か、隙間無しで並べる「べた張り」にしてください。切り芝を並べ終わったら一旦転圧します。

ベタ張り

切り芝(ソッド)をくっつけて張るベタ張り。できるだけ早く芝生を仕上げたい方にお勧め。切り芝は1平米をひとくくりにして販売されていますが、目地張りを前提に1平米にしてあることもあります。その場合はベタ張りにすると、ソッドが不足することがあります。


目地張り

2~3センチほど隙間を空けて切り芝(ソッド)を並べていく張り方です。成長旺盛な時期に芝張りをすれば目地は比較的早く芝生で埋まるでしょう。目地の目土が沈んだ時は追加してやることをお勧めします。


その他にも、市松張り、筋張りなどがありますが、一般家庭ではほとんど必要ないでしょう。

6.目土入れ

切り芝を並べたら目土で仕上げ

切り芝をならべただけでは根付きがうまくいきませんので、仕上げに目土入れをします。床土に川砂を混ぜる場合は、購入する際に目土入れの分まで余分に注文しておきましょう。仕上げの目土入れは、平米あたり5~10リットルぐらいは必要になります。ホームセンターなどで売っている目土を使う場合は、砂質もしくはそれに近いもの(水はけの良いもの)を選んでください。粘土質の土を顆粒状に仕上げたものもありますが、それは避けてください。


トンボで目土をならす

トンボなどを使って目土を平坦にならします。


目土入れ終了

芝生がほぼ隠れるぐらいまで目土を入れたら散水して仕上げをしてください。目土はかなり沈みますので、やや多いぐらいでも大丈夫です。芝張り後に目土が沈んだり流れたりして目地が出てきた場合は、再度目土入れをしてやると仕上がりが早くなります。