水道水のカルキ(塩素)は芝生に影響するのか

以前から雨が降るたびに感じていたこと。それは「水道水の散水よりも雨の方が元気になるのはなぜだ」という疑問です。とあるバクテリア資材のサイトを見ている時に気になったのが「水道水の塩素でバクテリアが死滅する」という一文。ということは芝生にもなんらかの影響を及ぼしているのではないかという推測が出てきます。そこで、水道水とカルキ抜きをした水とで、実際に生育して比較してみる実験をすることにしました。(掲示板では「雨水の量が比較にならないほど多い」「雨水に含まれる成分が影響している」などのご意見もいただきました。これらも理にかなった推測だと思います。)
実験の準備の様子は、日記の「芝刈り・生育比較実験の準備をご参照ください。




「水道水」と「カルキ抜きをした水」で生育実験 経過報告

経過報告は日付の新しい順に並んでいます。

2009年10月11日(月) 133日経過 実験終了

気温の下降とともに冬枯れが始まったようです。カルキ抜きの方がやや状態がいいように見えます。ただ、雨が降った時に感じるような「違い」を確認することはできません。雨が降った後芝生が元気になるのはなぜ?、という疑問からカルキの有り無しで比較してみましたが、「雨に含まれる成分」や「人工的な散水より雨量が圧倒的に多い」など、他の要因が加わることでより大きな違いが出るという推論が導き出せそうです。カルキ抜きの実験は以上で終了します。

2009年09月14日(月) 106日経過

週一のバリカンを繰り返し、前回観察時から2ヵ月経過。カルキ抜きの方がやや状態がいいようです。


 

2009年07月13日(月) 43日経過

バリカンでカットしてみました(カットして3日目)。違いはほとんど見られません。雨による影響を避けるために、降雨の可能性がある時は、必ず軒下に入れるようにしています。


 

2009年07月04日(土) 34日経過

葉の長さは普通の水道水を与えている方がやや長くなっています。


 

2009年06月23日(火) 23日経過

今のところほとんど差がありません。前回観測時に見られた目土量の違いによる成長差も、あまり分からなくなってきました。


 

2009年06月13日(土) 13日経過

カルキ抜きの方がやや成長が遅いように見えますが、これは最初に目土をかぶせる量がやや多かったのが影響していると思います。


 

2009年06月06日(土) 6日経過

まだ視認できるほどの差はありません。


 

2009年05月31日(日) 実験スタート

実験スタート。カルキ抜きの水は、バケツに汲みおきして作っておきます。