高麗芝の室内栽培で常緑は可能か
冬になると高麗芝は休眠してしまうのですが、その原因は「気温が下がるから」というのは広く知られています。そこでふと湧いてきた疑問が「気温さえ下がらなかったら常緑は可能なのか」ということ。芝生は通常屋外に植えられ、冬が来ると気温が下がって自然に休眠します。しかし、室内なら朝晩の冷え込みから守れますし、日中は差し込む陽射しで温かくなります。鉢植えにした高麗芝を室内で栽培し、どのようになるのかを実験してみました。
2010年03月22日(月) 実験終了
3月になり庭の芝生は萌芽が始まっています。室内の芝生は冬の間も成長を続け、ついに越冬完了です。ただ、ここ最近やや元気が無い感じがあります。
その理由は疑似エアレーション(除草フォークで突き刺す)で判明しました。
どうやら小さな鉢の中で根詰まりしているようで、フォークがすごく刺さりにくいのです。芝生を維持するにしては鉢が小さすぎるのかもしれません。
室内なら高麗芝は緑を維持できることが判明しましたので、一応これで実験は終了とします。
2010年01月19日(火)
2週間ほどほったらかしにしたら、40ミリ近く伸びました。高麗芝の全盛期と同じくらいのペースで伸びています。
伸びた分を刈ってやりました。ハサミでちょきちょき切ってると、散髪してやってるみたいです。七三分けとかにしてみましょうかね(笑)。
年末年始で厳しい冷え込みが続きましたが、室内栽培の高麗芝は全く衰えること無しに緑を保っています。
2009年12月14日(月)
冬本番に入り屋外の気温は低くなってきました。室内は夜間でも20℃付近ですし、日中は窓際の日当たりがいい場所に置いているので、室内栽培の芝生は絶好調です。10月に室内に入れてやった頃よりきれいになりました。
外の芝生と比べてみると、色の鮮やかさが全然違うのが分かります。
2009年11月21日(土)
前回の芝刈り後に液肥を少し与えました。順調に成長しています。窓際で日光にあたっているせいか、穂が少なくなり夏モードに入りかけているようです。
こんな小さな芝生にも、しっかり雑草が生えてます。晩夏まで外に置いていましたから、種が飛んできたのかもしれません。
2009年11月09日(月)
ハサミで芝刈りした後、アクアリフトを入れてやりました。イデコンポのバチルス菌は酸素を消費しますが、アクアリフトのバクテリアは酸素を供給してくれますので、補完関係になるはずです。
2009年11月03日(火)
穂がどんどん出てくるの並行して、細い新芽も出てきています。昼間は窓際のよく日が当たる場所に置いてますから、発芽が促進されているのだと思います。
成長促進のためメネデール芝肥料とペンタガーデンバリュー、アルムグリーンを与え、サッチ分解剤のイデコンポも投入してやりました。
2009年10月20日(火)
春先から屋外で育てておいた鉢植えの高麗芝を室内に入れました。小さいながらもちゃんと穂が出ています。すでにいくらか冬枯れのような葉がありますが、室内に入れることでどのような変化が出るか楽しみです。