芝生って何だろう

みなさんが『芝生』という言葉から想像するのはどんな光景でしょうか。公園に芝生が生えていて人々が遊んでいたりくつろいでいたり、庭が緑の絨毯のようになっていたり、擦り切れてハゲハゲになっているような芝生だったりと、一口に芝生と言っても、思い浮かべる光景は様々だと思います。では、芝生とは本来どういうものをさす言葉なのでしょうか。

芝生の定義は様々ありますが、基本的には『特定の種類の芝草が一面に生えている状態』になります。芝草とは芝生の品種のことです。姫高麗芝が一面に生えている、ケンタッキーブルーグラスが一面に生えている、そのような状態を『芝生』と言います。

さて、一面に同じ品種や特定の種類の芝生が生えていたら同じ仕上がりになるでしょうか。答えはもちろんノーです。例えば、パッティンググリーンも家庭の芝生もどちらも特定の種類の芝草が一面に生えている状態ですが、目的が全く異なりますので見た目や仕上がり感が全く違ってきます。また、管理コストを優先した『鳥取方式®』のように、特定の芝草と雑草も一緒に刈り揃えることで芝生化するという考え方もあります。公園ではほぼ放置されている状態の芝生もあります。

このように芝生と言っても、その目的や目指す仕上がりによって状態が全く異なってしまいます。芝生って何だろう、この問いに対する答えは、『どういう芝生を目指しているのか』によって人それぞれであると言えます。自分だけの芝生、自分だけの芝生管理のスタイル、こういったものを追求するのも、芝生の手入れの楽しみの一つだと管理人は感じています。

芝生の種類

芝生は大きく分けて暖地型と寒地型があります。管理人宅のように温暖な地域の家庭に植えられている芝生は、たいてい暖地型の「高麗芝(コウライシバ)」です。高麗芝は冬は葉が枯れてしまい、グリーンを楽しむことはできません。ただ、地表付近の芝生は枯れているようでも生きていますし、雑草は年中生えてくるものですから、冬でもきちんと手入れをしておく必要があります。冬にきちんと手入れをするかどうかで、次のシーズンの美しさや管理労力(特に雑草)が左右されます。
冬もグリーンの芝生にするためには、寒地型の芝生と組み合わせる必要があります(ウインターオーバーシーディング)。寒地型の芝生でよく使われるのがケンタッキーブルーグラスだそうです。管理人宅もいつかはチャレンジしようと思っています。
ゴルフ場で使われている芝はベントグラスで、短く刈るのに適しており、もっとも美しい芝生と言われています。庭でゴルフの練習をしたい方は、ベントグラスに挑戦してみてください。ただ、ゴルフ場の芝生管理の情報とか見ていると、相当苦労されているようなので、芝生のお手入れに労力を取られるのは覚悟しておいたほうが良さそうですね。