2016年10月15日(土)
ミミズの糞塚の数とミミズの数は比例しない
今日は以前から気になっていたミミズ対策。ミミズの塚はそんなに発生はしていないのですが、おそらくかなりいるのだろうなという予感はしていました。使う資材はもちろん椿油粕です。
本日の芝生管理記録
ケンタッキーブルーグラスは35ミリで維持中。適度な気温になり成長も旺盛になりつつありますが、雑草の発生もすごいことになってきました。現状では除草剤を使うわけにはいきませんので、抜けるものは手作業での抜き取りで対応し、だめなものはターフが形成されてから除草剤で対策します。
今日も朝から秋晴れの良い天気。絶好のミミズ対策日和です。
気温低下と天候回復で葉枯病のパッチはかなりぼやけてきました。新たに投入した資材によって修復が早くなっているような感じもありますので、来年のテストが楽しみです。万緑-NHTやエンザアミン、SGFでの下地があるからこそ、新しい資材との相乗効果(修復促進)が出るのではないかと思います。
芝生のミミズ対策で使うのはもちろんこれ、椿油粕です。今日は平米100gを散布し、その後たっぷり散水をしました。50平米の芝生に対して、約1時間ほど散水しています。
※以下はミミズの画像が出てきます。
散水している途中からミミズが大量に出てきました。
私の足のサイズよりも長そうな巨大なミミズも。
いつもは出てきたミミズを放置して太陽光で死滅させるのですが、少しでも逃げられないようにと思い、今日は捕まえてみました。数えながら集めたところ、なんと400匹以上!! 塚の数は十数個程度しかなかったので、この数の相違には驚きました。
この大量のミミズを放置しておくと、来年はどうなっていたのだろうと思うとぞっとします。芝生のミミズ対策は、塚の有無だけで判断するべきではないという教訓ですね。塚は無くともミミズはいる、そういう前提で定期的に処理をしておいた方が良さそうです。
もう一つミミズ対策で感じたのは、葉枯病が一番ひどかった部分は、ミミズの密度も高かったということです。以前から、病害とミミズの関連性を疑っていましたが、ある程度の相関関係はありそうに感じます。ただ、ミミズが多いから病害になるのか、病害になった部分に枯れた有機物が増えるからミミズも増えるのか、どちらなのかは分かりません。病原菌が大量に付着したミミズが動き回ることを想像すれば、やはりミミズはいない方がいいということになるのでしょう。
ミミズにはお気をつけを。