姫高麗芝の退色と強制リセット後のベントグラスの様子

2021年10月31日(日)

秋の深まりとともに姫高麗芝の退色も加速

一時期ほどの寒さは和らいだものの朝晩はそれなりに冷え込みます。姫高麗芝の退色も加速しつつあるようです。


昨晩は久しぶりの降雨、水滴のついたバラもきれいです。


真っ赤なバラはまさに情熱の赤といった感じ。


姫高麗芝は気温低下とともに退色が加速しています。

この時期になると時々「枯れてきているのは大丈夫ですか」というご相談があります。日本芝の場合は生理現象なので大丈夫です。

ただ、ご注意いただきたいのは時期的な枯れや退色と病虫害が区別がつきにくいことがあるという点です。周辺よりも密度が低下しているとか、冬枯れではない色に変色しているなど、心配な点があるようでしたら早めに殺虫剤や殺菌剤を散布しておくといいでしょう。

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成長が止まってくると踏圧に耐えていた部分もだんだん薄くなってきます。成長旺盛な時期には踏圧の傷みより再生の方が早いため芝生が薄くなりにくいのですが、成長が止まってくると踏圧の傷みが勝ってしまいます。これも時期的なものですのでどうしようもないですね。また来年の再生を促すしかありません。


今月上旬に散布した除草剤(シバキープPro顆粒水和剤)の効果もハッキリ現れています。カタバミなどの雑草はほぼ姿を消し、残っているものも朽ちるのを待つばかりといった感じです。土壌処理効果もありますからしばらくは雑草が生えてくることも無いでしょう。


退色する中、ところどころ濃い部分があるのは犬のおしっこの影響です。


黒柴の伊勢がこんな風に毎日のように庭でおしっこしてます。

この子は1回分のおしっこの量が少ないので特になにもしなくても枯れたりはしないのですが、大型犬など1回あたりのおしっこが多い犬種の場合は必ず後から散水しておきましょう。


刈り高強制リセット後のベントグラス

刈り高を強制リセットしたベントグラスの様子。

低刈りした後もう少し枯れるかなと思っていたのですが意外と緑が残りました。

しばらくは中2~3日で17ミリの芝刈りを繰り返して現状維持、来シーズン春の成長旺盛な時期に再び刈り高の下げを行う予定です。


こちらが強制リセット直後の様子。


姫高麗芝、ベントグラスともに健全性をサポートする目的でスーパー・ポリ・スピリットとハード葉素1号を500倍で混合して葉面散布。約50平米に対して10リットルジョウロ3杯分をさらっと散布しました。

カリや鉄、苦土などで光合成を促すことで姫高麗芝は来年のための栄養蓄積、ベントグラスは再生促進を期待しています。


我が家のニャンコーズは特別仲が良いわけでもないけど本気の喧嘩をするようなこともなく、微妙な距離感を保ちながらまったり暮らしております。


来週から一段気温が下がるようですので日本芝はさらに退色が加速するものと思います。ベントグラスもやや成長が鈍ってくるでしょう。手入れが少なくなって寂しくなりますね。