芝生のはみ出し防止と雑草の様子

2019年5月19日(日)

何でも枯らす除草剤(非選択性除草剤)で芝生のはみ出し防止策と、芝生用除草剤散布後の様子

数日前から急に暑くなって夏の気配に様変わり。スイッチを切り替えるかのように季節が変わってしまうと、移ろいゆく四季のような風情が感じられず、ちょっと寂しいですね。

暑くなってくると芝生の成長も旺盛になります。はみ出す芝生もその分元気になりますから、非選択性除草剤で防止策をしておきました。


今日は、わが町福山市は毎年恒例のばら祭り開催中。我が家のミニバラも少しだけ祭りに華を添えています。


芝生とバラはよく似合います。最近女房がバラへの興味が高まったみたいで、もっと増やしたいと意気込んでいます。


ベントグラスは17ミリで維持中。週2回の芝刈りを繰り返しており、密度がすごいことになってきました。この密度は他の芝草では再現が難しいと思います。


一部に軸刈りが見られますが、これも密度ゆえの影響もありそうです。


軸刈りした場所をかきわけてみると、軸(茎)が間延びしているのが分かります。

密度が高くなる→葉の下の部分に日が当たらなくなる→もっと上へ葉を出そうとする→茎が伸びる おそらくこのような感じで徐々に軸(茎)が伸びていくのだろうと推測しています。

ゴルフ場ですと、こまめに目土入れを繰り返すことでランドレベルを上げて軸を埋めていくという方法もありますが、一般家庭ではグランドレベルを上げていくのは現実的ではないケースもあるでしょう。

軸刈り解消法として、寒地型西洋芝をこの時期に地際まで刈り取るとどうなるのか、試してみたい気もします。夏越しの体力を蓄えさせるためにも、やるなら早いほうがいいでしょうね。さて、どうしよう。


姫高麗芝は順調に密度上昇中。こちらは週1回ペースで17ミリの芝刈りを繰り返しています。

シバツトガの成虫が多いように感じますので、その影響がどこまで出るのか気になるところです。


広葉雑草用の除草剤 シバキープPro顆粒水和剤散布後の様子ですが、ヒメクグはほぼ枯れてしまったようです。根まで枯れてくれればもう生えてくることは無いでしょう。


アカカタバミもかなり弱っており、徐々に枯れつつあるようです。


上の画像の少し前の様子がこちら。勢力が衰えているのが分かると思います。


違う場所のアカカタバミもかなり枯れてきている様子。シバキープPro顆粒水和剤は、アカカタバミ対策としても使えそうです。

シバキープII顆粒と併用できるかどうかメーカーさんに聞くのを忘れていたため、今週こそは確認せねば。併用できるなら役立つコンビになりそうです。


シバキープPro顆粒水和剤を散布していない場所は、この通り広葉雑草が生えてきています。散布した場所の発芽抑制が効いているのが実感できますね。雑草が生えてこないというのは本当に楽です。


芝生の健全性向上のため、3日前に有機酸酵素EXを500倍で散布しました。アルムグリーンと交互に1週間おきに散布しておくと、キノコ対策にもなります。


天候が悪くなりそうな予報が出ていたため、光合成を促進する液肥を与えておきました。スーパー・ポリ・スピリットハード葉素1号をそれぞれ500倍で混合散布。スーパー・ポリ・スピリットのカリが生理移行を促進し、ハード葉素1号には光合成に重要な鉄や苦土、ケイ酸が含まれています。

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芝生の成長が旺盛になってくると、こういう際の部分から芝生がはみ出すのも旺盛になります。それを防止するために境界部分に非選択性除草剤(何でも枯らす除草剤)を散布しておきました。


使用したのは非選択性で半年ほど除草効果が継続するタイプの除草剤。家の周辺や墓地、空き地など、雑草をはやしたくない場所にもお勧めです。


非選択性除草剤を境界部分に適量散布しておきます(白い顆粒が除草剤)。はみ出した芝が除草剤エリアに到達すると枯れてしまうため、はみ出し防止になります。

もちろん、芝生に近すぎると生やしたいエリアの芝まで枯れてしまうので、あまり薬剤を芝生に近づけすぎないよう注意が必要です。


雨水が芝生に流れ込む場所に非選択性除草剤を散布すると、雨水と一緒に薬剤も芝生に流れ込み枯れてしまう恐れがあります。こういう場所では非選択性除草剤や、芝草に適用が無い除草剤は使用しないでください。


あと数週間で梅雨の季節に入ります。寒地型西洋芝にとってはつらい季節となり、高麗系の芝はカーブラリア葉枯病に悩まされる季節になります。葉枯病はやっかいな病気ですので、気になる方は今のうちから早めに殺菌剤で対処しておきましょう。殺菌剤が一番効くのは「発病前」です。