目土や秋の施肥の効果についてと、パッチかと思えば〇〇〇だった件

2024年03月20日(水)

緑化する芝生の様子

暖かかった2月とは対照的に、3月に入って次々と寒波がやってくるおかしな天候が続いています。今日も庭の写真を撮った後にはみぞれ混じりの冷たい雨がよく降っていました。

そんな中でも姫高麗芝の緑化は進んでいます。


密度はまだまだですが、今週末から気温上昇とともに雨続きになりますから成長が勢いづきそうです。


バラの方も女房がせっせと世話をしてくれるおかげで順調に成長中。

今年も芝生の緑とバラの彩りの共演が楽しみです。


目土の効果

先週部分的に目土入れをした場所は、他よりも成長が良くなる傾向が見られます。目土入れの芽出しの効果を実感しますね。

黒土を混合することで太陽光の熱を吸収し、地温が上がりやすくなることも功を奏していると思われます。芝焼きで黒くなるのと同様の効果が期待できるのでしょう。


ここは庭のリフォームの際に電線を埋設するために芝生をはがして埋め戻した場所がへこんでいたため目土入れをしたのですが、目土入れした部分の両脇が顕著に成長が良くなっている様子が見られます。


目土入れにはこのように芽出しを促進する効果がありますので、全面にやれば全面的な芽出しの促進が期待できるでしょう。

グランドレベル上昇が差し支えない庭の場合は積極的に目土入れをして芽出しを促進する、我が家のようにグランドレベル上昇で支障が出る場合は現状の土壌をできるだけ良い状態に維持する、そんな感じで目土入れするしないを検討していただければいいかと思います。


秋の施肥の効果

こちらの写真左側の駐車場寄りの芝生の色が濃くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。

写した時期は昨年11月の下旬で、9月と10月にスーパーグリーンフードを平米150~200gと多めに散布したエリアが色濃くなっています。

秋に積極的に施肥をすると緑化期間の延長の効果が期待できます。もちろんまきすぎはかえって芝を傷めたりしますので注意が必要です。スーパーグリーンフードのような有機資材でゆっくりじっくり効くものの方がリスクが小さいでしょう。


そしてこちらが今年の現在の様子。なんとなく駐車場寄りの該当部分の方が成長が早いのがお分かりいただけると思います。

このような感じで秋の施肥は春の立ち上がりにも影響します。

休眠前に立ち上がりに使う栄養をしっかり蓄えられること、土壌にも春の立ち上げの際に使う肥料成分が残ること、これらの相乗効果が秋の施肥には期待できます。


パッチかと思えば〇〇〇だった

芝生の中に白っぽい不定形のパッチのようなものが見えます。

あれ?春はげ症?立枯病(ゾイシアンディクライン)?

実はこれ「寝ぐせ」なんです。


それが証拠に反対側から見るとパッチに見えていた部分が黒っぽく見えます。


昨年夏の写真を見ても、該当部分の反射が異なっているのが見て取れます。

このように寝ぐせがパッチや害虫の食害のように見えることもありますので、思い当たる節がある場合はいろんな角度から見て確認してみるといいでしょう。

おそらく目土入れを繰り返せば寝ぐせは付きにくいのではないかと思います。我が家は基本的に全面の目土入れをしませんから寝ぐせになりやすいのではないかと思われます。

このあたりも目土入れするしないの検討材料になるでしょう。


さて、順調に緑化する芝生ですが、できれば来週には1回目の芝刈りをしたいと思います。ただ、次週末の予報が雨続きのため、天候不良の場合は再来週に延期する予定です。

いよいよ芝刈りシーズン到来、密度上昇のわくわく感が高まりますね。