2024年03月10日(日)
部分的な目土入れ
2月が異常な温かさだったかと思えば3月に入ると続けて寒波が来るなど、なんだかややこしい天候ですが、今週後半からは本格的に温かくなりそうな予報が出ています。
芝生の芽吹きも次第に勢いづいてくるものと思います。
更新作業の続きとして、踏圧でへこみやすい導線部分に目土入れをしておきました。
ここは毎年秋から春にかけて芝生が薄くなってしまう場所です。
目土はオリジナルブレンドで作成。川砂、黒土、土のリサイクル材を混合しました。
混合比率は、川砂2:黒土1:リサイクル材0.5 を目安としました。もっと砂っぽくするなら川砂の比率を増やすといいでしょう。
以前、松浦商店で黒目土というオリジナルの目土を作っていたのですが(残念ながら昨今の人不足の影響で製造が困難に)、それに近い目土を想定して混合しました。
土を混ぜる作業は、こんな感じのトレーやフネがあると便利ですね。
黒土にはダマのような塊があることと、リサイクル材にも目土には適さないサイズの資材が入っていることから、混合する際に3ミリのフルイにかけました。
黒土にも様々なものがありますから、大量に買う前にお試しで1袋買って中身を確かめてからの方がいいでしょう。リサイクル材もできるだけきめの細かいものが理想です。
もっとこだわりたいなら、バーミキュライトやピートモス、パーライト、ゼオライト、もみ殻燻炭などをオリジナルブレンドしてもいいと思います。(それぞれきめの細かいもの)
混合した目土を凹みが目立つ場所に適量入れていきます。
この時、一気に修正しようとするとかえってそこが凸になってしまうことがありますから、目土の入れすぎに注意が必要です。
手で慣らしながらへこみ具合を確認し、少しずつ目土を入れていきます。
目土入れに限らず資材を投入する際は、『足すのは簡単、引くのは困難』を意識しています。入れすぎて取り除くのが困難になるより、少々足りなくても後から足す方が良いという意味です。
おおよそ凹みが埋まったらレンガなどでたたいて土を締めます。修正が不足しているようなら土を足してたたきます。
局所的な凹みの修正が終わったら、今度は踏圧部分の全体的な凹みを修正。その際にはドロップシーダーを使用します。
面積の広い目土入れを手でやるとムラになりがちですが、ドロップシーダーなどの散布機を利用すれば均等に目土入れができます。
この後にローラーがけができれば理想なんですが、ローラーは置き場所に困ることから今のところ我が家では使っていません。
もう少し庭が片付いたらローラーの導入も検討したいと思います。
最後は散水によって目土を落ち着かせて仕上げ。
部分的な目土入れはこれで終了です。
春の発根促進
日本芝の春の成長は、地上部分が先行して根が後追いになる性質があります。
それを少しでも緩和してやるために有機酸資材で発根を促します。
キトサン溶液スーパーグリーンを300倍で平米1リットル散布。これを週1回ペースで繰り返します。
アルムグリーンや有機酸酵素EXなどの有機酸資材も同様の効果があります。
あとは気温上昇とともに成長が加速するのを楽しみに待つばかりです。
ベントグラスをはがしたところにTM9を植えようかと思っていたのですが、女房がバラにはまってしまい、鉢の数がどんどん増えて置き場所が無くなってきたため、バラスペースにすることも検討中です。
我が福山市は「100万本のバラの街」を標榜していることと、来年は世界的なバラのイベント「世界バラ会議福山大会」が福山市で開催されるとのことで、盛り上げるためにもバラに力を注いでみるのもいいかなと。