姫高麗芝に除草剤散布

2021年4月25日(日)

姫高麗芝にシバキープPro顆粒水和剤を散布

今日は朝から快晴。春らしい気持ちのいい天気です。週末のたびに天候が悪くなったり条件が悪かったりして伸び伸びになっていた除草剤散布を決行しました。


ゴールデンウイークの象徴的な花エリゲロンも満開になりました。ガーデナーの間では「植えてはいけない」とまで言われる繁殖力によってそこら中で咲いています。我が家はエリゲロンの繁殖をあまり気にしませんから(気になったら抜けばいいしみたいな感じ)逆に花を楽しんでいます。


セージも咲き誇っています。


たくさんついていたバラのつぼみも一斉に開花し始めました。窓際にニャンコが来ると絵になるんですけど、この時は来てくれませんでした。








黒星病も負けてはいません(笑) ミニバラは特に発症がひどいですね。やはり雨のあたるような場所には向かないのかな。


ベントグラスは、ほぼ週2回ペースに芝刈り頻度を上げました。刈り高は17ミリです。


成長旺盛な時期になると傷んだ場所の修復も早くなります。犬のおしっこと思われる枯れもこの通り。


3週間前はこんな感じでした。

関連記事:犬のおしっこで芝生が枯れる

姫高麗芝は前日夕方に17ミリで芝刈り。日が長くなってきたおかげで作業できる時間帯が増えて助かっています。


姫高麗芝に発生してるラージパッチは適温となる時期を迎えて病原菌の活動が活発になっていることがうかがえます。最高気温が20℃を超えたあたりから28℃ぐらいまでがラージパッチにとっては快適な時期となり、特に25℃付近になるとかなり活発になると感じます。

ラージパッチが活発になると写真のようにオレンジ色や赤っぽい色になります。雨の後や多湿の日にもパッチ周辺部がオレンジ色っぽくなっているのをよく見ます。

私の自宅では自然治癒に任せますが、早く治したい方はバリダシン液剤5やロブラール水和剤などの殺菌剤を早めに散布して対処してください。

関連記事:ラージパッチの症状と対策

今日は伸び伸びになっていた除草剤の散布。選択したのはシバキープPro顆粒水和剤です。土壌処理効果によって生えている雑草を枯らしながら3か月程度雑草の発芽を抑制する効果が期待できます。

同じような効果を持つ除草剤にシバキープIII粒剤もあるのですが、シバキープPro顆粒水和剤をあえて選んだのはなぜか。

※どちらも松浦商店ネット本店で取り扱っています。忙しくてホームセンターに行ってる暇が無いという方はぜひご利用ください。送料無料の商品に同梱も可能です。

それはこの雑草の存在です。写真の矢印部分に芝生とは異質な葉があるのが分かりますでしょうか。カヤツリグサ科のヒメクグです。カヤツリグサ科に効く除草剤はあまり多くなく、シバキープPro顆粒水和剤はその一つです。

散布自体はシバキープIII粒剤の方がパラパラまくだけで簡単なんですけど、カヤツリグサ科には効きませんから今回はパスしました。


シバキープPro顆粒水和剤には1.2gの分包が2包入っていまして、2リットルの水に分包を一つ入れて20平米に散布します。


パッケージにも説明書きがあります。イラストには散布器具としてジョウロもありますけど、散布量は平米あたり100mlでかなり少量ですから、普通のジョウロだと散布量の調整が難しいかもしれません。噴霧器推奨でしょうね。


我が家では黒柴の伊勢がこんな風に庭でうろうろすることもありますから、一度に全面散布はしません。


赤く着色したエリアに散布し、1週間ぐらいは伊勢をこのエリアに立ち入らせないようにします(残りのエリアをうろうろさせる)。そして来週は残りのエリアに散布という目論見です。

シバキープPro顆粒水和剤はゴルフ場向けの薬剤が使われているため、薬剤投下量がごく微量で効果が発揮されます。そのためできるだけ正確な散布が求められます。ということで事前にメジャーで測って散布エリアを決定しました。


では2リットルの噴霧器に水を入れて薬剤投入、しっかり混ぜてさあ散布!

と思ったらここでトラブル。なんと噴霧器が加圧しないではありませんか(笑)うーん、前回の噴霧では問題なかったのにいつの間に壊れたのだろう。


シバキープPro顆粒水和剤は以前はこのような散布容器付きで販売されていまして、昔使った容器を取ってあったのでそれを代用することに。売り方が変わっただけで薬剤は同じものですから十分使えます。

まきすぎにならないように気を付けながら散布を完了。後は効果が発揮されるのを待つばかりですね。


プロ向けの除草剤にありがちなのですが、効果が発現するまで3週間ぐらいかかることがあります。シバキープPro顆粒水和剤も同様の傾向がありますから、なかなか枯れないからといって追加で散布するのは避けてください。薬剤投下量が多すぎると薬害が発生して芝生が黄化したり最悪は枯れたりすることがあります。

芝生用除草剤は便利な資材ではありますが芝生への影響がゼロではありませんから、まきすぎて薬害を発生させないようご注意ください。特に土壌処理効果(発芽抑制)のタイプは効果が長期間残りますから薬害もそれだけ長期化する恐れがあります。説明書をしっかり読んでいただき、用量用法を守って正しく散布してください。


さて、最後に松浦商店のゴールデンウイークの営業についてご案内です。GW期間中は日曜日のみ休業いたします(4月25日、5月2日、9日が休業、それ以外は通常営業)。連休に入って「あ、あれ忘れてた」などありましたらご利用ください。なお、GW前後はシーズン中で最もご注文が集中する時期になりますので、ご注文当日の出荷が困難になることもございます。なるべく余裕をもってご利用いただきます様、お願い申し上げます。