芝生用バリカンの刃研ぎと病害予防目的の資材散布

2021年4月18日(日)

バリカンの刃研ぎとアルムグリーン、スーパーポリスピリットの混合散布

家の中に差し込む日照も角度が変わり、季節が移ろいゆくのを実感します。ここ1週間ほどは寒くなる日もあって芝生も少々足踏みといった感じですが、成長のペースは確実に早まりつつあるようです。

今年はあらゆる植物の成長が早いようで、そうなると病虫害の発生も早くなることが予想されます。それを少しでも予防する目的で液体資材を散布しておきました。芝生用バリカンの刃研ぎテストも。


つぼみがたくさんついたバラたち。女房が開花を楽しみにしながら世話をしてくれています。バラは病虫害が付き物というぐらい発生しますから、今日は浸透性の殺虫剤とスプレー式の殺菌剤を散布してくれたようです。定番の病気である黒星病がミニバラに発生しています。


我が家ではゴールデンウイークを象徴する花となっているエリゲロン。この花が増えてくるとGWが近いことを実感します。


ベントグラスは5~6日おきぐらいのペースで17ミリの芝刈りを繰り返しています。傷んだ状態から復活し、だいぶ見られるようになってきました。


ところどころ芝生が薄かったりするものの、全体的に生えそろってきた姫高麗芝。私の場合「春はこまけーこたあいいんだよ」の精神で少々の障害はスルーしています。黄化現象なんかもそうですけど何かと問題が起きやすい時期なので、いちいち気にしていると疲れますからね。どうせ5月下旬から6月ぐらいにはきれいになりますし。姫高麗芝は週1回ペースで17ミリの芝刈り。刈草の量は集草箱2杯分ぐらいです。


芝刈りの後はバリカンで際刈りをするのがいつものパターンです。しかしバリカンの刃がかなり劣化していたので交換しようと思っていたところ、刃研ぎセットなるものを見つけたので即入手。これでどの程度切れ味が復活するのかテストしてみました。


刃研ぎセットの中身は、研磨剤、塗布する筆、仕上げのヤスリ、説明書、となっています。手順は簡単、刃に研磨剤を塗布して動作させて研磨、その後研磨剤をふき取ってヤスリで仕上げ、これで終わりです。


作業中に不意に動作しないよう電源を抜いておくのは電動ツールを保守する際の鉄則です。バリカンの刃研ぎ作業中の予期しない動作は指が無くなるかもしれませんからご注意ください。


まずは付属の筆を使って研磨剤を刃に塗布します。こういうのは厚塗りしすぎると研磨が偏ったりしますから、均等に薄く塗っては動作するのを繰り返す方がいいでしょう。


塗っては動作を3回ほど繰り返してから研磨剤をふき取ります。


最後にヤスリで仕上げて終わりです。ここでヤスリのかけ方を間違えると台無しになりますので、あらかじめ説明書をしっかり読んで確認しておきましょう。


さっそく際刈りをしてみたところ、ある程度の切れ味の復活が確認できました。さすがに新品のようにはいきませんが、新品を100、切れなくなっていた状態を30とするなら、60ぐらいには回復したかなという感じです。(アバウトな表現ですいません)

念のため購入してあった新しい刃はとりあえず保管しておき、刃研ぎしたものをしばらく使ってみることにします。もっと早めに刃研ぎをしていれば復活具合も良くなるのかもしれません。「どうせ替えるのだから」とばかりに酷使してましたから、刃物としては相当傷んでいたのは確かです。

ちなみに私の使っているリョービのバリカン、もう10年ほど使っています。今のところ故障もなくバッテリーもまだ交換したことはありません。※現在はリョービから京セラインダストリアルツールズへ事業継承されています


今日は本当なら除草剤(土壌処理効果のあるタイプ)を散布しておきたかったのですが、風が強かったので中止しました。風が強い時に噴霧器で散布すると、除草剤がかかってはいけない植物に飛んでいくことがありますので注意が必要です。

ホームセンターやネットの通販などで「除草剤用の噴霧器」というのを見たことがある方もおられると思います。一般的な噴霧器と何が違うのかといいますと、パッとみて分かるのは飛散防止カバーですね。普通の噴霧器は噴霧口がむき出しなのに対し、除草剤用噴霧器には飛散防止のためのカバーがついています。

カバーの他にも見た目ではわからない違いもあります。それが「圧力」です。噴霧器は蓄圧をして希釈液を押し出す構造になっていて、その圧力が低めに設定されることで勢い良すぎて飛散といったことが防げるようになっています。

殺菌剤や殺虫剤の場合には少し飛散したからといって枯れるようなことはほとんど心配ありませんが(だからといって積極的に飛散させるのはダメですよ)、芝生用除草剤の場合は芝生以外の植物を枯らすことが目的ですから飛散によるリスクが非常に高いと言えます。ですので風の強い日に散布するのは避けてください。もちろん人間やペットに直接かかってしまうことにも十分注意が必要です。

顆粒を直接散布するタイプなら大丈夫かといいますと、風の影響で散布ムラが発生する可能性がありますし、微量の粉が飛んでいくこともありますから、やはり風の強い日はやめておくのが無難でしょう。


最後に病害予防として芝生の健全性を高める目的で、アルムグリーンを500倍、スーパー・ポリ・スピリットを1000倍で混合散布。ジョウロで平米あたり1リットルを散布しておきました。

冒頭でも書きましたけど、今年は成長が早い分障害も早めに発生する可能性があります。特に予防は早め早めが肝心ですから、例年より早めの対処を意識しておいた方がいいでしょう。


作業をしていると黒柴の伊勢が散歩にお出かけ。伊勢はその後も元気で過ごしており、調子の良い時には走って散歩に行くようになりました。このまま元気でいてほしいものです。カメラ嫌いなので写真では少々意気消沈しております(笑)


さて、タイミングがなかなか合わない除草剤散布ですが、あまり先に延ばすと夏前の除草剤散布との間隔が難しくなってくるので来週ぐらいには決着をつけたいところ。うまいこと天気になりますように。