犬のおしっこで芝生が枯れる

犬が芝生におしっこをすると枯れる

管理人宅にいた柴犬

芝生を植えているご家庭では、犬を飼ってらっしゃるケースもよくあります。芝生でドッグランを作ってもらった幸せなワンコもたくさんいることでしょう。管理人宅も柴犬(2代目)がいまして、先代の柴犬は放しても大丈夫な子でしたから芝生でよく遊ばせていました。我が家の場合は庭で柴犬がおしっこをすることが多かったのですが、おしっこは液体肥料の原液のようなものですから、状況次第では直撃部分が枯れてしまうことがありました。ワンコのおしっこが芝生に与える影響と、その対策について解説します。





おしっこで枯れた芝生の実例

芝生におしっこをする柴犬

初代の柴犬はだいたい同じ場所でおしっこをしていました。また1回のおしっこで結構たくさん出しますので、そのままにしておくと芝生は肥料焼けのような状態になります。


犬のおしっこで枯れた芝生

おしっこで枯れた芝生。おしっこをすると必ず枯れるわけではありません。雨が降って土壌にたっぷり水分がある時には枯れずに済むこともあります。


芝生を歩く黒柴

芝生が枯れるかどうかは、おしっこの量によっても変わります。二代目のこの子は、1回のおしっこが少量のことが多いので今のところ枯れることはありません。大型犬ですとおしっこの量もそれなりに多くなりますから、枯れる確率は高くなるでしょう。


犬のおしっこで芝生が枯れるのを防ぐには?

ジョウロで芝生に水をかける様子

犬のおしっこで芝生が枯れるのを防ぐには、おしっこ直後にたっぷり水をかけてください。これだけでもかなり緩和されると思います。ただし、我が家の初代柴犬のように、ほぼ同じ場所に毎回大量のおしっこをする場合は、水をかけても影響が出ることがあります。しつけができる方は、芝生ではない場所におしっこをするようにさせた方がいいでしょう。


犬のおしっこで芝生にどのような影響が出るの?

犬のおしっこで枯れと黄化が発生した芝生

毎回同じ場所に大量のおしっこをされると、いくら水をかけても写真のように枯れてしまうことがあります。また、周辺の芝にも影響が出て、おそらく根焼けと思われる黄化が発生しています。



芝生は危機を察知すると穂を増やす

芝生は危機的状況になると生存本能から穂をたくさん出すと考えられますが、おしっこ場の周辺に穂が集中して出ているのが分かります。
関連ページ:芝生に穂が生えてきた


犬のおしっこで冬でも青い姫高麗芝

犬のおしっこは液体肥料の原液のようなものですから、芝生の成長や生態にもかなり影響を与えます。写真は冬枯れした姫高麗芝の中で、犬がおしっこをした部分だけが緑が色濃く残っている様子です。これを全体に再現することができたら冬でも青い日本芝ができるのですが、かなりリスクもありそうです。


おしっこ直撃場所は枯れるが周辺は肥料効果でよく成長する

おしっこ直撃部分は濃すぎて肥料焼けになり、周辺部分は濃い肥料によって旺盛に成長している様子。公園や空き地などでも、円形に茂っている雑草を時々見かけますが、おそらく犬などのおしっこが原因でしょう。


軸刈りになったケンタッキーブルーグラス

よく伸びている部分はこのように軸刈りになってしまいます。犬がおしっこをする場所はよく成長するという前提で、軸刈りにならないよう早めに芝刈りをしておきましょう。