芝生用除草剤散布後の様子と光合成促進の液肥散布

2019年5月12日(日)

シバキープPro顆粒水和剤の散布で枯れ始めたヒメクグ

昨日は急に気温が上昇し夏日になりました。地域によっては真夏日になったところもあったようですね。日本芝もいよいよ成長が旺盛になる時期に入ってきました。寒地型西洋芝にとってはつらい夏が近づいてきたことを意味しています。今のうちに夏越しのための体力を蓄えさせておきましょう。


秋までは様々な花が庭に彩りを添えてくれます。女房が新しい花を鉢植えしてくれました。芝生との共演が楽しみです。


芝生の全盛期と開花期が一致するジニアは我が家の定番です。芝生のグリーンに映えるカラフルな花をたくさん咲かせてくれます。ハモグリバエの被害に遭いやすい傾向がありますので、無農薬で対処する場合はアルム凛の定期散布、農薬を使う場合は市販のスプレータイプなどで対処しておきましょう。


ミニバラもたくさんつぼみを膨らませ始めました。バラは農薬を積極的に使用して省力管理する方向で考えています。


ベントグラスは17ミリで維持。週2回ペースの芝刈りを繰り返しています。成長のピークだけあって密度がすごいことになってきました。これだけ茂ると地際の通気性が悪化するし、葉の下には日が当たらないわで、病虫害のリスクが高くなりそうです。


姫高麗芝も17ミリで芝刈り。まだまだ刈草は少ないですが、気温上昇とともに成長が旺盛になると思います。


昨年pH下降の実験をしていなかったエリアには、うっすらラージパッチが発生しています。あと1か月もするとカーブラリア葉枯病の季節になりますから、それまでにさらにpHを下げておく予定です。

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姫高麗芝のラージパッチ対策と、ベントグラスの病虫害予防を目的として、スーパー・ポリ・スピリットとアルムグリーンをそれぞれ500倍で混合散布しておきました。

発根向上とカリの吸収による光合成促進で芝生を健康体に保ち、病虫害に遭いにくい芝を目指します。


さて、本題のシバキープPro顆粒水和剤のその後ですが、ヒメクグに関してはこのように枯れ始めています。カヤツリグサ科に効く除草剤は限られていますから、ヒメクグやハマスゲが生えた時には頼もしいですね。


アカカタバミに関しては、だいぶ弱ってきたかなという感じで、まだ枯れるというところまではいきません。全く大きくならないことから、成長が止まっている(生育が阻害されている)のはハッキリと分かります。


小さなカタバミになるほど除草剤の影響が強く出ている感じです。もう少し様子見ですね。


シバキープPro顆粒水和剤は広葉雑草専用のため、スズメノカタビラなどのイネ科の雑草には効果がありません。イネ科にはシバキープII粒剤がよく効くので、顆粒水和剤との同時散布ができれば、かなり強力な組み合わせになると思います。同時使用が可能かどうかメーカーさんに確認してみます。


さて、気温が上がると散水への配慮も必要になります。特に粒状肥料を散布した後は土壌に肥料成分が溶けだしている状態になっているため、そのままカラカラに乾燥してしまうと根が傷んでしまう可能性があります。それが黄化の原因になるかもしれません。雨が降らない天候が続いて乾燥しているようなら散水をしておきましょう。

それから、昨日散水をしていて気になったのが、シバツトガの多さですね。今年は何となく多いように感じます。私は基本的に殺虫剤を散布しないのですが、気になる方は浸透性のあるオルトランなどで予防しておくか、食害の痕跡を早期発見してスミチオンで駆除してください。