2018年8月19日(日)
台風の影響による葉枯病の発症に注意してください
すでにパッチが見られる場合は早めの対処がお勧め
ここ3日ほどカラッとした気持ちの良い天候が続いています。太陽の傾きもはっきりと分かるようになってきて、朝のひんやりした空気とあいまって秋の気配を感じます。でも、残暑は厳しそうですが。
さて、前回の管理記録で猛暑緩和や雨天によるカーブラリア葉枯病の注意喚起をしましたが、先日2日ほど雨が降った我が家では早速パッチが出てきています。台風が次々と発生して近づいてきますので、心配な方は早めに殺菌剤で対処しておきましょう。マニアックな方は病状の推移を観察してください。あーこういう風になるんだ、というのは理解できると思います。変態の世界ですね(笑)
ベントグラスは見ての通り猛暑にやられてます。伸ばし放題にしてやればもっと元気な状態にできるのではないかと感じますが、あとで刈り高を下げるのも大変そうだしこのまま25ミリで維持してみます。芝刈りの負担って人間が思っている以上に重いのかもしれません。
姫高麗芝は昨日25ミリで芝刈り。2日ほど降った雨で葉枯病のパッチが出てきました。特に朝から植木などの陰になる部分は影響が出やすいですね。光合成が十分でないことが原因でしょう。
このように木陰の部分にパッチが確認できます。別名犬の足跡病というだけあって、点々とパッチが発生しています。
今日はスーパー・ポリ・スピリットを1000倍、アルムグリーンを500倍で混合散布。硝酸カリによる生理移行促進と、有機酸による発根と肥料吸収の促進に期待です。
艶感が写真では再現できないのが残念。葉枯病のパッチは所々出てきたものの、例年と比べれば段違いにきれいな8月となっています。
雑草はほとんど生えることなく、毎年夏になると抜き取りで格闘していたメヒシバも10本ぐらい抜いた程度です。6月に除草剤を散布して2ヶ月ほど経過していますので、少し土壌処理効果(発芽抑制効果)が衰えてきたかなという感じはあります。コニシキソウが所々生えています。でも抜き取りに困るというほどではなく、週末に数本抜けばOKというレベルです。
キノコもほとんど生えません。ここは生えてもしょうがないかなという場所(塀際とか芝生が狭くなっている所)に数本生えてきた程度です。有機酸資材(アルムグリーンや有機酸酵素EX)を定期散布していることが効いていると思います。
台風が次々と接近してきますので、天候不良が長くなることも想定されます。カーブラリア葉枯病が心配な方は早めに殺菌剤で対処しておきましょう。発症前~所期の対処が最も高い効果を発揮します。無農薬にこだわりたい方は、スーパーグリーンフードを多めに(平米100g以上)まいておくのがお勧めです。すでにパッチが発生している部分には特に念入りにまいてください。