今後の天候変化に注意が必要

2018年8月12日(日)

猛暑が緩むとカーブラリア葉枯病活発化の可能性あり

芝生の変化を観察して早めの対処を

相変わらず猛暑が続いており、姫高麗芝は葉枯病もほとんど無く好調を保っています。殺菌剤を使わずにここまで葉枯病が発生しないのは本当に珍しいことです。ベントグラスはいわずもがなで必死で猛暑に耐える日々。芝刈り頻度を落して刈り高を高めにすることで、やや楽になったのかなという感じはあります。


ベントグラスは必死で猛暑に耐えている模様(殺菌剤は未使用)。ほとんど成長が止まっていることもあってしばらく芝刈りをお休みしていましたが、昨日久しぶりに25ミリで刈りました。傷みは進行していますが、刈り高を上げながら芝刈り頻度を落すことで負担軽減をしています。

あと1ヶ月ぐらいは暑さに耐えないといけませんが、どこまで傷みが進行するのか注目です。


姫高麗芝は昨日25ミリで芝刈り。今年は絶好調で何も言うことはありません。ニヤニヤしながら毎朝散水しています。


飛び石などの際も芝生用ハサミでカット。我が家は50平米程度の芝生ですが、じっくり手入れをすると2~3時間ぐらいかかりますね。女房がバリカンで際刈りを手伝ってくれるので大助かりです。


例年ならこのあたりはカーブラリア葉枯病のパッチが多数存在しているのですが今年はありません。平日の朝にがんばった資材総動員作戦も功を奏していると思いたい。


今年は葉枯病が出なくてラッキー♪ と油断してはいけません。彼らは常にスタンバイOKの状態です。その気配がこういうところに現れます。うっすらパッチが見えるのが分かるでしょうか。


近くに寄ってみると変色している部分があるのが確認できると思います。これがカーブラリア葉枯病のパッチの初期症状です。天候さえ条件が整えばいつでも増殖し猛威を振るう準備はできています。

今年の夏は猛暑で気温が高すぎたためにおそらく増殖が難しかったのではないかと思います。しかし、お盆を過ぎればそれなりに猛暑が緩んでくる可能性があり、それはすなわち葉枯病の病原菌が活動できる範囲に入ることを意味します。

今後の天候変化(特に気温と雨)に注意しながら、芝生の様子をしっかり観察してください。

関連記事:カーブラリア葉枯病(犬の足跡病)の症状と対策

昨日は葉枯病対策の一環として有機酸酵素EXを500倍で散布。上記写真のような気配が見られる場所は、特に念入りに散布しておきました。ベントグラスにももちろん散布しています。


お盆休み前には葉枯病対策と思われるご注文も何件かいただいています。地域によってはすでに症状がハッキリ出ているところもあると思われますので、みなさん気をつけて早めに対処してください。