2016年08月14日(日)

路傍の草が枯れるほどの雨不足で芝生も水不足に注意

猛暑たけなわ、今年は久しぶりに水道代が気になる夏です(笑)。日照時間は日ごと短くなってゆくのを実感しますが、気温は今がピーク。残暑も厳しそうですから、ケンタッキーブルーグラスにとってはつらい夏が続きそうです。姫高麗芝は水さえ与えていればへっちゃらですね。近くの池の土手には高麗芝が植えてありますが、散水は自然まかせなので一部はすでに枯れています。おそらく乾燥休眠の状態になっているでしょう。路傍の雑草も枯れはじめており、そろそろまとまった雨が欲しいところです。




本日の芝生管理記録

ケンタッキーブルーグラスの様子。芝刈りは停止中。猛暑が続く中、意外と健闘している感じです。ここは踏圧がありませんから、それが一番効いているでしょう。


KBGは一部害虫かと思われる症状がありましたので、念のためスミチオンを散布しておきました。散布後死骸は見られませんでしたので害虫ではなかったかもしれませんが、原因を取り除いておくに越したことはないでしょう。


姫高麗芝は20ミリで芝刈り。


朝日に照らされるしっとりした芝の美しいこと。ニヤニヤタイムが止まりません。


好天続きで葉枯病も徐々に回復中。芝刈り前は伸びた葉に隠れてほとんど見えなくなっているのですが、芝刈りするとパッチが見えます。一度サッチングの要領で密度を落とした方がいいのかもしれません。


飛び石の隙間は葉枯病のパッチが激発していましたが、かなり修復が進みました。


病原菌抑制の目的で有機酸酵素EXとアクアセーフGを混合散布。有機酸酵素EXはKBGには1000倍で姫高麗芝は500倍、アクアセーフはそれぞれ1000倍で混合散布。有機酸酵素EXがアクアセーフによって土壌深くまで浸透することを期待しています。


真夏が苦手なヤマボウシ。毎年上部は水不足になるのですが、アクアセーフGの浸透力は効果があるのだろうかと思案中。アクアセーフG+毎日たっぷり散水で症状が改善できるといいのですが。


ケンタッキーブルーグラスは毎朝散水しています。散水頻度が高くなるほど植物体内から流失する栄養分が多くなるようですから、こまめに液肥を投入の予定。

姫高麗芝は2日に1回の散水ペース。好天が続いている条件ですと、我が家の場合は3日に1回より2日に1回ペースの方が葉枯病の治りも良い感じがします。多湿を好む病害が発生している場合、なるべく乾燥気味にした方がいいのですが、あまり乾燥させすぎると光合成ができなくなって修復が遅れる、もしくは光合成不足が病虫害を招くことも考えられます。我が家のように粘土質でかつ腐植が豊富な土壌では土壌の保水力が高くなるため、根の吸水力より土壌の保持力が勝ってしまい、少々水分がある程度では根が吸収できないこともあるようです。散水については考えさせられることが多く、本当に奥が深いと感じます。