姫高麗芝の出穂と黄化

2021年3月28日(日)

穂が出始めた姫高麗芝に一部黄化現象も発生

ここ広島県福山市でもあちこちで桜が見ごろになってきています。今日はあいにくの雨ですが明日以降は快晴のようですのできれいな姿を見せてくれるんでしょうね。

我が家の芝生も緑化が進み、姫高麗芝には春恒例の出穂(しゅっすい)が見られるようになりました。そしてこれまた恒例と言ってもいい黄化現象も見られます。それらの様子と一緒に「降ってはいけない雨6時間 除草剤散布」の結果がどうだったかもレポートします。


春の陽気と日差しでアジサイもすくすく成長中です。今年はどんな色の花を咲かせてくれるのでしょうね。


バラにもつぼみがつき始めました。栄養成長から生殖成長へ切り替わると病虫害リスクが高まります。そろそろ害虫や黒星病が出てきそう。


バラを観察しているとキジトラのいすずが寄ってきました。私がさしている傘に興味津々、半分おっかなびっくりのようです。


ベントグラスは週1ペースで17ミリの芝刈りをしています。これから芝刈りの頻度を上げなければならない時期に入りますが、仕事の繁忙期がピークとなるためおそらく芝刈りができない日が増え、今年も刈り高を上げることになるだろうと思います。日本芝のようにバッサリカットして刈り高を下げる荒療治ができないのが痛いですね。


姫高麗芝は順調に緑化が進んでいます。去年よりも気持ち成長が早いかなという感じです。


出穂(しゅっすい)も見られます。来週か再来週ぐらいには初芝刈りかな。


春と言えば芝生の葉が黄色くなる黄化現象もよく見られます。私の自宅でも恒例となっていまして、必ずどこかで発生します。高麗系の芝は根の成長が遅れがちになることから栄養バランスが崩れやすく、さらに肥料を与えることで根が傷んだりしますと栄養吸収がうまくいかずに黄化が発生することがあるようです。

これは特に深刻な問題ではなく、気温上昇ととともに成長が旺盛になると自然と解消に向かいます。ですので我が家では特に修復を意識することなく通常通りの手入れを続けます。

黄化現象はほかにも様々な理由で発生しますので、どういう要因があるのかを知っておくのもいいと思います。

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踏圧で芝生が傷みやすい場所では黄化がよく見られます。ここは駐車場への導線になっているので成長が止まる休眠期の間は薄くなる一方です。そして春に最も成長が遅れる場所です。


降ってはいけない雨6時間 除草剤散布」の結果ですが、やはり雨で効果が薄れてしまったようです。少し除草剤の影響が出ていますが、枯れるというところまではいきませんでした。

おそらく散布した時間にも原因があると思われます。シバキープエースシャワーのような茎葉処理剤(茎や葉から吸収されて効果を発揮する除草剤)はいかに代謝によって吸収されるかがポイントになります。代謝が活発になるのは光合成が盛んに行われる午前ということになり、午後は光合成が減退します。しかし、散布したのは午前11時ごろ。おそらく代謝による吸収が十分でないまま雨が降ってしまったことも効果が出なかった要因ではないかと思います。翌日まで薬剤が葉に付着していたらきっと効果を発揮していたのでしょう。

ということで、やはり数時間後に降雨が予想される日はやめた方がいいという結末になりました。再散布ですね。


今日は雨で何も手入れができないだろうと予想されたため、昨日夕方に有機酸酵素EXを通常の500倍より濃い約300倍で散布しておきました。今日の雨によって薄まりながら深くまで浸透させ、より根の成長を促すことを目論んでいます。


そろそろ土壌処理剤(土壌に吸着して雑草の発芽を抑制する除草剤)を散布したいので、次の週末こそ天候が良くなってほしいものです。