2017年04月09日(日)

姫高麗の出穂の季節、芝生の不具合に備える

せっかくの桜シーズンですが、いまひとつの天候が続いています。高麗系の芝は春の天候不良で葉の黄化が生じやすくなります。もうすぐラージパッチも発生する時期になりますから、健全性の維持で予防しておきたいところです。




本日の芝生管理記録

日増しににぎやかになる花壇。


近所の公園などでは桜が満開、我が家のチビ桜もがんばっています。


鉢からあふれ出すように咲いているダブル・オステオ・スペルマム。春ですね~。


ケンタッキーブルーグラスは雨が続いていることもあってモフモフ状態。


成長が旺盛になってくると、芝刈りのタイミングを逃すことができないシーズンに入ります。KBGには先週除草剤を散布しましたが、散布した日の夜に雨が降りまして、ちょっと効果が微妙な感じはします。カタバミに多少しおれが見られますから、このまま効いてくれることを期待しています。シバキープPro顆粒水和剤はゆっくり効果が出てくる除草剤ですから、早急な判断で追加散布をするのはやめた方がいいでしょう。


姫高麗芝も肥料と雨が効いて順調に成長中です。


一部に出穂(しゅっすい)も見られます。


ここは駐車場への導線。人が歩く部分の芝が薄くなっているのがよく分かります。例年ですと6月7月あたりにはかなり回復します。


ここ何年か春の天候不良が多いので、光合成不足による健全性の悪化を防ぐため、スーパー・ポリ・スピリットとハード葉素1号を500倍で混合散布。スーパー・ポリ・スピリットの硝酸カリが生理移行を促進し、ハード葉素1号のケイ酸・鉄・苦土が光合成の効率を向上させて健全性を高めてくれます。また、鉄の不足は黄化の原因にもなりますので、地上部の成長に比べて根の成長が後追いになるこの時期は葉面からの吸収も有効でしょう。

ハード葉素1号の鉄や苦土は、花や葉の発色を向上させる作用もありますから、芝生のついでに花壇や鉢にまいておくとビューティフルな花を楽しむことができます。


姫高麗芝にもカタバミが増え始めてますから、そろそろ除草剤の散布を検討しています。来週ぐらいには今シーズンの初芝刈りになりそう。