春にやっておきたい芝生の更新作業

2024年01月28日(日)

出穂せずに冬枯れした姫高麗芝

この冬最強の寒波もあり姫高麗芝はすっかり冬枯れの様相です。といってもまだ枯れ切っていない感が残っており、暖冬を感じさせてくれます。

個人的な好みとしては冬は白っぽくなるぐらいに一面均一に枯れてくれる方がきれいかなと思います。


出穂もほとんど見られないまま冬枯れとなりました。

出穂が無かった要因については前回の芝生管理記録「ほぼ出穂せずに休眠を迎えた姫高麗芝」にまとめています。


鉢植えのバラも女房が強剪定をしてくれまして休眠状態、我が家の庭はすっかり冬景色となりました。


月2~3回ペースのキトサン溶液スーパーグリーンの散布を継続中。300倍で平米500ml~1リットルを目安に散布しています。


更新作業でやっておきたい作業

2月から3月は更新作業の時期

冬の間はほとんど手入れが不要だった芝生ですが、間もなく芝生を起こす作業「更新作業」の時期になりますので、我が家の更新作業をご紹介します。


スパイク

我が家では最初にスパイクをやっています。ローンスパイクを使いますので、単純に穴をあけるだけの作業です。

ローンパンチ(中空刃)を使用する場合は土を抜き出すことになりますから、土を回収したり空いた穴に目土入れをする必要があります。

我が家の方針は「現状の土壌をそのまま使用する」ことにしていますから、基本的に土の入れ替えになるローンパンチは使用しません。

土の入れ替えや新規投入が無い場合、いつかは土壌の限界が来るのか、それとも芝生が生育できる環境を維持できるのか、それを確認したいという興味から来る方針です。


根切り作業(バーチカルカット&サッチング)

根切刃オプションを装着したリョービの電動芝刈り機で根切りとサッチングをします。

この作業の目的は根切りによる活性向上やサッチ低減、土壌表層の改良になりますが、芝生の密度が低下することで低刈りをする際の抵抗を小さくして作業を楽にするというメリットもあります。

また、倒れている葉や茎を起こして低刈りの効率を上げるという効果もあります。

注:リョービの園芸ツールは京セラインダストリーズに事業継承されています


低刈り

芝刈り機の刈り高を徐々に下げながら芝刈りすることで、枯れた葉をできるだけ取り除いたり、上がってしまった軸(茎)を下げる作業になります。

冬枯れした芝生の葉は、冬の間は地温保護の役割をしてくれますが、芝生の立ち上がり時期になりますと日照を遮ったり、新芽と枯れ葉が混在してキレイに見えない、放置しておくと大量のサッチになるなど問題が生じます。

そのため、更新作業ではできるだけ枯れた葉を取り除くことが重要になります。

また、芝生の性質上、軸が上昇してゆくのは防ぎようがなく、前のシーズンに上昇してしまった軸を下げるには更新作業が絶好のチャンスとなります。

ここで軸を下げないままシーズン入りしますと、前のシーズンで上昇した軸よりもさらに上へ伸びようとしますから、全体的に軸が上昇してしまい、芝刈り後に青い葉が残る余地が少なくなってきれいに見えなくなる、最悪は軸刈りが発生してしまうことになります。

低刈りは春の更新作業の中でもかなり重要なものになります。


バキューム

根切りの際に散らばった葉や茎は低刈りの際にも回収されるのですが(芝刈りがスイーパー代わりになる)、それでも回収しきれないものが残ります。

それもサッチの元になりますからブロワーバキュームを使用して回収しています。


土壌改良材スーパーグリーンフードの散布

スパイクやバーチカルカットで土壌に穴や溝ができますので、そこに土壌改良材のスーパーグリーンフードを入れることで相乗効果を狙います。

土壌改良材といえどもある程度のチッソ・リン酸・カリも入っていますので、平米100gもしくはそれ以上入れることにより立ち上がりの際の初期肥料としても有効です。


散水で仕上げ

最後は散水でスーパーグリーンフードを穴や溝に流し込むことで仕上げとなります。

粒状肥料(固形肥料)を同時散布してもいいですが、我が家の場合は少し後回しにすることもあります。


目土入れは不要?

スパイクのところで説明しましたように、土壌を入れ替えしないと限界が来るのかを観察する方針ですから、目土入れもほとんど行いません。へこんだ場所に部分的に入れる程度です。

目土入れはグランドレベルを上昇させることもあり、飛び石や駐車場などとの高さにも不都合が生じますから、そういう面でも目土入れを控えています。

芝生を植えてから23年経過していますが、今のところ土壌の新規投入や入れ替えをせずとも十分な生育ができています。

だからといって「目土入れをしてはいけない」といったことを言うつもりもなく、目土入れによって芝生がよりきれいに育つこともあると思いますし、庭の環境からして目土入れをしても全く問題が生じないのであればどんどん入れてもいいと思います。

このあたりは方針や環境によって変わるでしょうから、ご自宅に合ったやり方を見つけていただければと思います。


関連ページ:2月の芝生の手入れ 基本作業と注意点

拙サイトを立ち上げたのが2007年、それから16年ほど経過しましたが、初期から一貫してお伝えしているのが「ご自宅に合ったスタイルを見つけてください」という点です。

ここで発信している情報も、あくまでヒントの一つであって答えではないという前提でご覧いただければと思います。

そして、参考になる部分があればご自宅の手入れに取り入れていただき、ご自宅に合ったやり方の構築に少しでもお役に立てましたら幸甚です。