2017年06月04日(日)

芝生のミミズ対策は椿油粕で

今年は好天が多く、また適度に雨が降ってくれるのでホントに助かってます。雨の力は偉大で、先々週と先週のまとまった雨のおかげで芝生の様相はガラッと変わりました。ハイシーズンに入ったのを実感します。今日は気になっていたミミズ対策を実施しました。




本日の芝生管理記録

レモングラスが風にふかれてそよそよと気持ち良さそう。今年はこいつの巨大化にチャレンジしてみようかと思ってみたり。


ケンタッキーブルーグラスは25mmで維持しています。もうすぐ梅雨入り、雨が多くなると芝刈りのタイミングを逃しやすいので、できるときにやっておくというスタンスにシフトします。


姫高麗芝は20mmでカット。雨のおかげで密度も色もいい感じです。春の更新作業でいじめ抜いた割には順調な成長をしてくれました。好天に恵まれたこともあるのでしょうけど、2月から3月にかけて有機酸酵素EXを週1で4回ほど連続散布したのが結構効いているように思います。春の発根促進はその後の成長にかなり影響しそうですね。来年もこのパターンでいこう。


好天に恵まれたおかげもあって、ラージパッチが発生しやすい場所も全く問題なし。芝焼きの成果もあるのでしょう。


芝生のミミズ対策にはやっぱりこれ、椿油粕。平米100gほど散布して、たっぷり水をかけたらミミズが地表に這い出してきます。後は太陽光(紫外線)で死滅させるか、捕まえてどこかへやるかで処理をします。


ホースリール側から散水してホースを伸ばしていくと悲惨なことになりますので要注意。ミミズだらけの中でホースを巻き取らないといけなくなります。


先にホースを出して、遠い側から徐々にホースを巻き取りながら散水してください。


芝生への散水は、私にとって至極の時間なのです。


気温が上がっているせいかミミズの反応は早く、散水している端からミミズが出てきました。写真のように塚の無いところから出てくるため、ミミズ対策は全面処置をお勧めします。


今回のミミズ対策は時期が梅雨に近かったので結構大きいのが出てくるだろうと思っていたのですが、意外に小さなものが大量に出てきました。その数200匹以上(たぶん300匹近い)、しかし塚の数は10~20個程度。塚の数だけでミミズを判断してはいけないという教訓ですね。今年は雨が少ないですから、それで塚が少ないという面もあるのかもしれません。

以前からミミズと病害の関係を疑っていまして(こんなことを書いているのは当サイトだけだと思いますが)、ミミズが多いほど病害が悪化しやすいように感じるのです。ミミズのフンや粘膜に病原菌を活発にさせる作用があるとか、ミミズが病原菌を体に付着させてあちこちに運ぶからとか、勝手な想像をしているわけです。これから葉枯病の季節になりますから、大量の小さなミミズがもしそのまま大きくなっていたとすると、症状を悪化させる要因になっていたかもしれません。大量のミミズを駆除できたのは葉枯病対策にプラスに作用すると期待したいものです。