芝生の手入れ入門編

芝生の手入れで最低限やっておきたいこと

初めて芝生に取り組む方から 「何から始めればいいのか分からない」 こんな質問を時々いただきます。最低限やっておきたい手入れについて解説します。




きれいな芝生に仕上げる秘訣を知ろう

芝生の世界に足を踏み入れたみなさんが思い浮かべているのは、絨毯のように仕上がった芝生だと思います。密度があって刈り揃えられた芝生は、見た目も癒されますし、それを仕上げた満足感にも満たされます。では、絨毯のような芝生にするにはどうすればいいのでしょうか。答えはシンプルで 「ひたすら芝刈りを繰り返す」です。芝刈りを繰り返すためには、芝生を成長させなければなりませんから、肥料や散水が必要です。芝刈り、施肥、散水、この三つが最低限やっておきたい手入れになります。


きれいに仕上げるために最も重要な作業が芝刈り

芝生は、芝刈りをすると芽数が増えて密度が高まる性質があります。これは植物の持つ生存本能のようなものでしょう。芝生の葉は芝刈りによって短くなりますから、その分日光があたる面積が小さくなります。すると植物が成長に必須の光合成の効率が落ちます。

芝刈りを繰り返すことで上方向への成長を阻止された芝生は、葉の数を増やして日光があたる面積を増やしているのではないかと推測されます。この性質を利用して密度を高めると絨毯のような美しい芝生に仕上がります。

高麗芝、姫高麗芝など日本芝を絨毯のように仕上げるためには、シーズン中(4月~9月ぐらいまで)は週1回ペースで芝刈りをするのが理想です。

ただし、面積が広い芝生の場合は週1ペースの芝刈りは負担が大きくなります。また、面積が広い芝生ほど密度を上げなくてもきれいに見えます(視点が遠くなるため「隣の芝生」を見ているような状況になる)。そういう場合は肥料や散水を控えめにして伸びすぎないようにコントロールし、芝刈りの回数を減らせるよう調整してください。

広さや求める仕上がりによって芝刈りの頻度は変わってきますが、まったく芝刈りをしないのはお勧めできません。伸ばし放題にしますと、密度が上がりにくいばかりか、害虫の温床になることもあります。

肥料は何をどれぐらい与えればいいの?

肥料は芝生用の粒状肥料(固形肥料)を使用します。メーカーは何でもいいですから芝生用の粒状肥料を用意してください。芝生用の肥料なら、必ず散布時期と散布量の説明がありますので、それに従って散布します。1シーズン通して使用してみて、もっと成育させたいと思えば、次の年は多めにしたり液肥を組み合わせて栄養の供給量を増やしてください。成長しすぎると感じた場合はその逆をやります。

肥料散布は均一にまくことが秘訣です。適当に偏った散布をしますと、長期間成長ムラなどの影響が残りますので注意してください。肥料散布機、スプレッダーなどを使用すると均一に散布できます。管理人が愛用しているのは粒剤スプレイヤーです。我が家のように数十平米クラスの芝生ですと、散粒機は飛びすぎてコントロールしづらい面がありますが、粒剤スプレイヤーは散布幅が限られているのでコントロールしやすく、散布箇所も確認しやすいので重宝しています。手でパラパラまくのと比べると、省力化は段違いです。

散水はどのぐらい与えればいいの?

芝生の手入れの中で一番奥が深いのが水やりかもしれません。管理人もいまだに迷いながらやっています。春と秋は2~3日に1回、夏は毎日1回、これを目安に散水してください。散水の時間帯は朝がお勧めです。

芝刈り、施肥、散水から始めよう

何をやればいいか分からない、芝生を植えた最初の年は何をやればいいの?、そういう場合は、芝刈り、施肥、散水から始めてください。そうするうちに、思ったように密度が上がらない、雑草が生えてきた、部分的に枯れた、土がぽこぽこ盛り上がってるなど、いろんな症状が出てくると思います。そうなった場合は、症状に合った対応策を追加してください。

もし時間的に余裕があるようでしたら、当サイトを隅々までご覧いただいて、どんなトラブルが起こりうるのか、どんな対処をすればいいのかをあらかじめ知っておくと、いざという時にあわてなくて済むかもしれません。

「旺盛に成長させながらこまめに刈る」

これが絨毯のような芝生を仕上げるための秘訣です。肥料と散水で旺盛な成長を促し、こまめに芝刈りを繰り返してください。