2019年9月29日(日)
徒長したベントグラスが予想外の状態で軸下げ作戦は練り直し
蒸し暑さは残るものの近隣ではキンモクセイの香りが漂い、夜の虫の声も秋を感じさせてくれます。
今週はベントグラスの軸下げ作戦(強サッチング→新芽の発芽→徒長した部分のカット)をスタートさせようかと思っていたのですが、予想外の状態になっていたため中止。作戦練り直しとなりました。
秋の庭に彩を添えてくれるセージ。
黄色のバラもきれいです。
ベントグラスの様子。ボコボコになっているのは強サッチングをやりかけたせいです。
熊手でサッチングをしたらこんな風にまとめて抜けてしまいました。
抜けた部分を見ると徒長して軸が上がっているのがよく分かります。同時に土ではない部分に根を出していたことも判明。密度の高さゆえか、自分自身が密集しているところに根を出して成長しようとしていたのではないかと推察しています。
土壌にしっかり根を張っていないために熊手で引っかくと簡単に抜けてしまうようです。
軸下げ作戦がしょっぱなからつまづいてしまったので作戦練り直しです。一か八かで地際まで刈って様子見→新芽が出ないようなら播種、このパターンが濃厚ですがちょっと考えてみます。
日本芝と違ってベントグラスは軸の上昇は致命傷なのかもしれません。(というか管理人が放置しすぎ)
姫高麗芝は25ミリで芝刈り。先週まで刈り草が45リットルのゴミ袋ほぼ満タンになっていましたが、今週は2/3ぐらい。明らかに成長が衰え始めています。10月に入ると2週間に1回ペースの芝刈りになるでしょう。
お盆期間に長期間駐車して発生した黄化も、今ではすっかり回復しています。
これが8月18日に撮影した黄化の様子。1週間近く車を置きっぱなしにすると日照不足の影響が出ます。
関連記事:長期休暇ならではの芝生の障害発生
秋の雑草シーズンも始まりました。写真の雑草はカタバミです。
最高気温が30℃を下回る日が増えてくると除草剤散布が可能になります。管理人宅も来週あたりにシバキープPro顆粒水和剤を散布予定です。カタバミを含めた様々な雑草に対応可能です。
ここ2~3日ほど暑い日が続いたので今朝は散水をしてやりました。
最近散水していてふと気付いたのが散水方法と病気に関連があるのではという疑いです。
芝生に散水する際、遠い部分はふわっと散水できるのですが、足元近くになるとどうしても写真のように下向きになるため、かなり強い勢いで散水することになります。
散水時の立ち位置はだいたい同じであるため、強い水流で散水する場所もほぼ同じ場所になります。それがカーブラリア葉枯病が悪化しやすい場所とかなり一致しているのです。
単なる偶然の可能性もありますが、疑いがある以上それを晴らしておきたいので、全体がふわっと散水できるように立ち位置を工夫しています。
水流調整付きのシャワーヘッドなら、やむを得ず足元に散水する場合は水流を弱めることもできますね。
例年なら真っ先に飛び石周辺から発病して周辺へ広がっていくカーブラリア葉枯病ですが、飛び石に立って散水することが多いためこの付近も強い水圧がかかっていたエリアです。
今年は天候やpH下降剤(pH下げ太郎)の効果もあいまってかなり抑制されています。来年は散水の工夫も加えてさらに軽減できるといいのですが。
散水後は台風の影響による天候不良に備えてスーパー・ポリ・スピリットとハード葉素1号を混合散布して健全性を高めておきました。スーパー・ポリ・スピリットのカリが生理移行を促進し、ハード葉素1号は光合成に必要な栄養素を補給します。
散水後の芝生はいつ見ても気持ちがいいものです。少しでも長くこの状態が維持できますように。