ラージパッチの自然治癒まとめ

2024年05月26日(日)

ラージパッチの自然治癒まとめ

ラージパッチの自然治癒がだいぶ進みましたので、ここまでの流れをまとめてみました。


3月下旬にラージパッチの発症を確認。


3月31日にラージパッチ発症部分にスーパーグリーンフードを平米200g程度散布。


その後、表面排水の問題から雨水がせき止められて発症部分に水たまりができていることが判明。これがかなり影響していると推測。


排水をせき止めていたと思われる部分を削ることで水たまりを解消。おそらくこの改善策が無ければ自然治癒が遅れていたものと思われます。


週1回ペースのキトサン溶液スーパーグリーンの散布を継続。スーパー・ポリ・スピリットを月2~3回を目安に混合散布。これらの資材の散布はラージパッチ対策だけでなく年間を通じて行っています。

発根促進、肥料吸収の向上、光合成促進、微生物相の改善など様々な効果が期待できます。


4月中旬にはパッチ周辺部に穂が密集して生えているのを確認。芝生の穂は危機を感じると増える性質があるようです。このころはまださほど修復は進んでいません。


4月28日の様子。修復が進んでいることが視認できるレベルになりました。


5月12日の様子。


5月26日の様子。かなり修復が進みました。

今後、さらに気温上昇とともに修復が進行し、やがてパッチが形跡が消えるものと思います。殺菌剤を使用していませんので、雨が多い天候になると少々足踏みする場面があるかもしれません。天候に影響を受けずに治癒させたい場合は殺菌剤を併用するといいでしょう。


パッチ修復の過程で見られた現象としては、パッチ内部の再生が進行しながらパッチの外へ外へと症状が広がってゆくというものです。

初めて体験すると「治るんだろうか」と不安になると思いますが、これはラージパッチの自然治癒あるあるでよく見られる現象になります。


芝生とバラの様子

芝生は全体的には好調で、キトサン溶液スーパーグリーンの定期散布がかなり効いているという手応えを感じます。


刈り草の量は全盛期の半分程度ですからまだまだこれからという感じですが、芝刈りのストライプがよりはっきり出るようになってきました。


6月になるとラージパッチからカーブラリア葉枯病やダラースポットなどの夏の病気へとシフトします。我が家では毎年この飛び石付近から葉枯病が発症していましたが、今年はここの水たまりを防止することでどのぐらい病気が改善するのかを観察します。

ちなみに我が家ではダラースポットが発生したことはありません。


バラの春の開花のピークはやや過ぎた感があり少々さみしくはあるのですが、まだ花を楽しませてくれています。


淡いオレンジの花と緑の葉のコントラストが美しいラドルチェビータ。うまく育てるともっと花束のような咲き方になるようです。


メルヘンツァウバー。


ベンウエザースタッフ。


今年我が家に来たばかりですがにぎやかに咲いているうらら。


その名にふさわしい白が美しいヨハネパウロ2世。我が家では「教皇様」と呼んでいます。


グラデーションが美しい大輪の花、グラナダ。


これから梅雨に入ると芝生のバラも病気が出やすい季節になります。できるだけ天候の悪影響が小さくなるように備えておきたいですね。