2017年08月06日(日)
葉枯病はゆるやかに回復、KBGは夏の傷みが進行
本日の芝生管理記録
芝生と同じイネ科のレモングラスが、台風の風に吹かれて今時の若者のヘアスタイルのよう。
ケンタッキーブルーグラスは高温障害が顕著になってきました。カタバミが繁殖し姫高麗芝にも侵入されています。9月にはリセットする予定なので、あまりあれこれ手を加えるつもりはありません。
姫高麗芝は25ミリで芝刈り。
好天が続いていたおかげで葉枯病はかなり回復してきました。例年より軽症気味なのは、春の芝焼きとその後の好天(春も結構散水が必要でした)、有機酸酵素EXの積極的な散布も効いていると思います。
昨日も、芝刈りの後に有機酸酵素EXを500倍とアクアセーフGを1000倍で全体に散布、その後パッチがある周辺に有機酸酵素EXを300~400倍で念入りに散布(希釈液を平米2~3リットルぐらい)しておきました。この方法で7~10日に1回ペースで連続散布すると、好天が続いている場合には葉枯病修復の効果が期待できそうです。アクアセーフGは、土壌や植物への資材の浸透性を高めてくれますから、即効性や効果を高めたい場合に混合しています。もちろん土壌浸透剤ですから、土壌への水分の浸透も良くなります。
休眠期から春にかけて踏圧で薄くなる駐車場への導線部分も、すっかり修復されました。
この写真は4月9日の様子。芝が踏圧で薄くなっています。こういう場所には、スーパーグリーンフードを平米200g程度入れて再生を促しています。今年は春から夏にかけて2回やりました。エアレーションを念入りにやってからSGFを入れておくと相乗効果が期待できます。ただ、どんな踏圧にも耐えられるわけではなく、度を越えた踏圧の場合は手を尽くしても薄くなるのは避けられないでしょう。
姫高麗芝は6月から7月にかけて硫安を積極的に入れたせいもあってか、今年は刈り草が多めになっています。昨年は2日に1回の散水、今年は毎朝散水にしていることも影響していると思われます。施肥と散水で成長を旺盛にしていることが葉枯病の修復にも好影響を及ぼしているかもしれません。施肥と散水については、年々奥深さを実感させられます。