2019年8月12日(月)
芝生のはみ出しを止めるため除草剤を散布
昨年に続いて今年も猛暑。連日の熱帯夜と猛暑日が体にこたえます。この暑さの中、姫高麗芝は元気一杯ですが寒地型のベントグラスはグロッキー状態。湿度もあいまってかなりきついのではないかと思います。
成長がピークになった姫高麗芝に彩を添えてくれるジニア。夏には鮮やかな花がよく似合います。
女房が育てているバラも開花期に入り始め、次々と花を咲かせています。
ピンク色のバラ。
ベントグラスは成長がかなり鈍化していますから負担を軽減するため芝刈りを停止しています。暑さと湿度、そして強い日差しで光合成が低下していることがよく分かります。この状態の芝草は、体内に蓄積した栄養を消耗するため弱る一方になります。
成長が旺盛な時期ならこのような害虫の食害と思われる箇所も簡単に再生しますが、真夏はそれが期待できません。再生しない中でいかに傷みを少なくするかがポイントになります。
こちらが昨年同時期の様子です。昨年は完全に無農薬だったため害虫にかなりやられてしまったようです。今年は殺虫剤のみ使用し害虫被害は最低限に食い止めることにしています。殺菌剤は未使用です。
少し黄化現象も発生しています。おそらく生理的な現象と思われます。栄養が吸収できない上に体内の栄養を消耗し、なおかつ散水によっても栄養の体外流出が起きていることでしょう。
姫高麗芝は昨日20ミリで芝刈り。刈り草の量は45リットルのゴミ袋約1.5袋分で今年一番の成長ぶりでした。先週肥料を入れていることも影響していると思います。
芝生への散水は、ベントグラスは毎日、姫高麗芝は1日おきを基本ペースとし、あとは雨の降り方によって調整しています。
散水量は平米あたり10リットルぐらいを目安にしています。管理人宅では10リットルのバケツが30秒ぐらいで満タンになりますから、芝生全体の広さ約50平米に対して平米10リットルで散水するとおよそ25分の散水時間が必要になります。
散水は色を塗り重ねていくような感じで一箇所に一気にドバっと与えるのではなくじわじわとしみこませていくイメージで与えています。
雨が降った場合は2~3日ほど散水を停止することもあります(雨量や気温、芝生の様子次第で調整)。
散水をしていると黒柴の伊勢ちゃんが散歩からご帰宅。芝生の上でぴょんこぴょんこ跳ね回るのがかわいいんですよ。秋になって仕事がおちついたらゆっくりドライブ行こうな。
散水の後は芝生のはみ出しを処理。みなさんのところでもよくあると思いますが、芝生は生えてほしくないところにも根を伸ばして広がっていきます。(こういう性質があるからセルフ再生ができるんですけど)
生えて欲しくない所には発芽抑制の効果がある除草剤を使う方法があります。ホームセンターでよく見かける「6ヶ月草が生えない」などと書かれた除草剤が最適です。
草が生えない=芝生が生えない となりますので、これを散布しておいた部分には芝生が根を伸ばすことができなくなります。
今回は細かい場所に処置をするためスプレータイプを使用。他にもシャワータイプや顆粒タイプもありますから、処置をする場所によって使いやすいものを選んでください。
今回使用したスプレータイプは、直射できるジェットモードがあります。ピンポイントで処置をするのに便利ですね。
もちろん普通に噴霧するスプレーモードもありますので、場所や目的によって使い分けられます。
施工は超簡単、はみ出して欲しくない場所にスプレーしておくだけ。するとスプレーした場所に処理層が形成されて薬剤が残留し、芝生が根を伸ばしてきたら枯れます。
枕木やレンガなどの隙間にも芝生ははみだしてきます。そういったところにも除草剤で処置をしておきました。
もちろん何でも枯らす除草剤ですから、散布しすぎると芝生にも影響が出ます。このように散布量が多すぎると枯れるエリアが広くなってしまいます。
散布量はトライアンドエラーで調整するしかないでしょう。多少失敗したとしても除草剤が永遠に効くわけではないですし、効き目がなくなったら芝生は再生しますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
作業が終わったらみずみずしい芝生で目の保養です。うーん、ビューティホー♪
台風10号が広島県をほぼ直撃する予報になっています。おそらく大量の雨が降ることが予想されますので、ベントグラスにスーパーグリーンフードを散布するかもしれません。なんにせよ、台風で被害が出ないことを祈ります。進路にあたるみなさんもくれぐれもご注意ください。