2021年7月25日（日）
害虫と思われる被害と、それに類するお問い合わせの増加
朝から騒音レベルのセミの大合唱と強い日差しが盛夏を感じさせてくれます。日本芝の最盛期と同時に寒地型西洋芝の最もつらい時期です。
この時期は害虫の活動も活発になりますから芝生の変化に注意が必要です。我が家も食害と思われる症状が現れ、同様のご相談が増えています。害虫被害は同時期に発生することが多いですから、みなさんのところでもご注意ください。
暑いさなか、涼しげな彩で花を楽しませてくれるバラ。
ベントグラスは中２日ペースで芝刈り。軸刈りっぽくなってきたので負担軽減のために20ミリから25ミリに刈り高を上げました。
害虫の食害と思われる枯れも発生していたため2日前にスミチオンを1000倍で平米3リットル散布しておきました。ベントグラスは害虫対策のみ農薬を使用しています。病気と雑草は無農薬です。
姫高麗芝にも害虫と思われる枯れが発生。こちらは自然治癒に任せます。
先週発生していた害虫の枯れは1週間でほぼ回復。この時期は成長旺盛なだけに障害からの回復も本当に早いですね。芝生の健全性を高めておくこともプラスに働いていると思います。
害虫と言えば芝生愛好家の強力な味方であるシオヤアブが来訪。特徴的な羽音で近くにいるとすぐに分かります。シオヤアブの成虫は芝生の害虫の成虫を捕食、幼虫は幼虫を捕食するという頼もしい奴です。
姫高麗芝は週1回ペースで20ミリの芝刈り。昨日は45リットルの袋が満タンになる量の刈草でした（面積約50平米）。
好天と高温が続いていますから中1日で朝の散水を行っています。散水量は平米あたり10リットル以上を目安としており、我が家の水圧ですと10リットルのバケツが30秒ほどで満タンになりますから50平米に対して30～40分ぐらいかけて散水しています。
散水はふんわりと雨を降らせるような感じで、少しずつ色を塗り重ねるように水分をしみこませていきます。
夏の強い日差しが当たるとホースリールの中の水がかなり高温になります。水切れで日中に緊急的に散水する場合や夕方に散水する時には、ホース内の高温になった水を抜き切ってから芝生やその他の植物に散水してください。散水で葉焼けや根の傷みを発生させたらもったいないですから。
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健全性向上と成長促進を兼ねた液肥散布
今日は液体肥料の散布を実施。スーパー・ポリ・スピリット1000倍、アルムグリーン500倍、アクアセーフG1000倍で混合し、希釈液を平米1リットル散布しました。
スーパー・ポリ・スピリットは夏の液肥兼生理移行促進、アルムグリーンは発根促進による肥料吸収とキノコ予防、アクアセーフGは土壌と資材の浸透性向上と土壌酸素溶存量を増やすことが目的です。
アクアセーフGは界面活性剤が入っていますので、これから散布頻度を上げることでミミズ対策としてどこまで通用するのかを試してみます。メーカーさんはミミズにも効果ありという見解のようです。
メヒシバのその後
シバキープIII粒剤を散布後もメヒシバが繁殖していた件ですがここにきてメヒシバの様子に変化が。その後思ったほど繁殖しないことと一部に枯れが見られます。
想定外の現象で少々判断に迷うところですが、最終的にどういう結末となるのか様子を見た方が良さそうですね。追加でシバキープPro顆粒水和剤を散布してみようかと思っていましたが、それをやるとどちらが効果を発揮したのかが分からなくなりますので一旦保留にしたいと思います。
ワンニャンズの様子
黒柴の伊勢は最近よく寝ます。1日20時間は寝てるんじゃないでしょうか。しっかり寝てからでないと足腰がおぼつかないようなので好きなように寝させてやります。でもボケの症状のせいか深夜にものすごく活発に歩き回ったりします。まあ食欲はあることですし元気でいてくれればそれでいいですけど。
微妙な空気を醸し出すいずも（左）といすず。特別仲が良いわけでもなく、本気の喧嘩をするほど仲が悪いわけでもなく、追いかけっこをし合ったり猫同士なのにトムとジェリーみたいな関係です。2匹ともすっかり我が家に溶け込んでくれた感じで、のびのびリラックスしてくれているのは良かったかなと思います。
好天が続くようですので日本芝にとっては病気や日照不足の生理不順なども発生しない好条件だと思います。水切れや害虫の被害には注意しながらきれいな芝生でたっぷりニヤニヤしてくださいね。
こんにちは、何時も興味深く拝見させて頂いています。
教えて頂きたいのですが、スーパー ポリスピリットを購入しましたが、希釈が良くわかりません。
100gに対して何リッターの水でしょうか？
宜しくお願い致します。
こんにちは、スーパー・ポリ・スピリットをお買い上げいただきましてありがとうございました。
100gの場合、500倍希釈なら水50リットル、1000倍希釈なら水100リットルになります。
水1リットルに対して1gで1000倍、2gで500倍になります。
よろしくお願い申し上げます。
害虫被害、コガネムシ類の成虫が地表に出て芝生以外にも被害が出る時期となりました。
その成虫、マメコガネがぶどう デラウェアの葉を食害し仲良く重なってる所に、スプレイ
のお見舞いでは１Hで息途絶えました。
芝生の中で幼虫はどうなるのか、オルトランのように食害で息途絶えたとは思えない、スミチオンのように接触でアミノサンが溶解で途絶えたとも思えない。神経系統麻痺？、気門封鎖？どちらにしても成虫で息途絶えた、地中の幼虫でも期待したい。
コガネムシ、芝生では生えた上から薬剤散布は地中では効果には疑問がある。
畳の目状にサッチングで幼虫の済む環境を破壊し変えるか、通常薬剤を地中まで生き渡せるか
芝生の近傍に誘蛾灯、コガネムシの天敵線虫で防除でしょうね。
人間にとっては毒性が低くても虫にとっては高い毒性を示す成分があるのでしょうかね。
スミチオン散布時は浸透性を高めるために前日にたっぷり散水したり
雨の翌日を狙ったりしています。
接触毒の殺虫剤は薬剤が害虫に届かないと意味がありませんから。
おはようございます！
お忙しい中、返信をありがとうございます。
3年前に旅行で留守にしている間、息子に水遣りを頼んだのですが、社会人ということもあり朝は忙しいので、夜に散水していたらしく、10日程経って帰って来たら パッチの様な状態に❗️
その後もあっちこっちにパッチが広がりました。
で、初めてSGFと有機酸EXを使い やっと今季回復してきました。（長かったです）
こういう経緯があるので 必要以上に水遣りにナーバスになっているのだと思います。（笑）
仰るように、様子を見ながら色々試してみます。
通り一遍じゃ無いところが 難しくも有り楽しいところなのでしょうね。
トライしてみます。
いつもありがとうございます。
散水は本当に奥が深く悩ましいと思います。
芝生と会話できたらどんな楽になることかと（笑）
私も今は中1日というスタイルですが、
ひょっとするとまた変えるかもしれません。
よりよい方法を目指して探求するしかないと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
こんにちは！
度々質問ですみません。
今日の管理記録に『姫高麗の水遣りが中1日』とありましたが、これは2日に1回ということですか？
私は関西に住んでいますが、ここのところ連日35度以上です。（夕立も降らず 凄く暑いです）
なので、毎日早朝に水遣りをしていますが、いいのでしょうか？
水遣りの頻度、難しいです。
回答 よろしくお願いします。
こんにちは。
水やりの頻度は悩みますよね。
私の自宅では梅雨明け後の夏場はだいたい2日に1回のペースで散水しています。
今日散水したら明日はお休みして明後日散水、という感じです。
雨が降ったら2日空けることもあります。（雨の量やその後の天気にもよります）
ただ、このやり方が全てのお宅で正解となるかどうかは分かりません。
過去には毎朝散水していたこともありますし、
ただ、それだと我が家の場合は病気が抑えにくかったり
成長しすぎたりということがあり、
いろいろ試行錯誤した末に今のスタイルに落ち着いたという感じです。
ですので、田中様のお宅で毎朝散水することが
正しいとも間違っているとも言えません。
毎朝散水することで何も問題が無ければそれでいいと思いますし、
違うパターンを試してみることでその変化から学べることもあるかもしれません。
水やりは芝生の手入れの中でも一番迷うものだと思いますので、
試行錯誤しながらご自宅に合ったスタイルを探してください。