2021年10月17日(日)
今日の手入れと庭の様子
昨晩からの雨が上がり急に気温が下がりました。今日は日差しは暖かいものの風が吹くと肌寒さを感じるややこしい天気です。どんな服装すればいいのか迷いますね。
姫高麗芝は成長が一段と遅くなり今週は芝刈りはパス。健全性を保つための液肥散布程度と一部でミミズ対策を行いました。
秋晴れにバラがよく似合います。濃いピンクも淡いピンクもきれいですね。
昨日、女房が黒柴の伊勢を庭で散歩させていたところ、このコニファーの周辺をスズメバチが飛んでいたそう。次に飛来した時に寄り付かないようにと殺虫剤をスプレーしたところゴキブリが多数落下してきたとのこと。こんなところがゴキブリの住処になることがあるんですね。
そういえば周辺の道路でもよくゴキブリを見かけていました。この一帯でゴキブリが繁殖しているのかもしれません。
ベントグラスは中1日ペースで芝刈り。昨晩25ミリから20ミリに刈り高を下げてみたところ、予想通り一部が軸刈りに。
来週か再来週あたりに根切刃で密度を下げ、刈り高を17ミリまで強制的に下げてみようかなと思っています。一時的に傷んだ状態になると思いますが、冬までの成長期を利用して回復させることを目論んでいます。
姫高麗芝は成長が鈍化していますから今週は芝刈りはパスしました。
昨年は梅雨から夏にかけて芝刈りのタイミングを逃すことが多かったため刈り高を最終的に30ミリまで上げていましたが、今年は25ミリで休眠を迎える予定です。
カタバミは除草剤が効いてきたようです。変色が進み、後は枯れるのを待つばかりといった感じ。
散布ムラで枯れない草がある場合は、ハンディスプレーの除草剤を使用して枯らすか抜き取るかで対応する予定です。
何か月かぶりにキコガサダケが1本生えました。その周辺には出穂(しゅっすい)が見られます。いよいよシーズン終了ですね。
休眠までの光合成と栄養吸収をサポートするため、アルムグリーンを500倍、スーパー・ポリ・スピリットとハード葉素1号を1000倍で混合し平米1リットル散布しておきました。
休眠前に気をつけておきたいこと
来年春のための栄養を蓄えさせる
月ごとの手入れや芝生管理記録でも触れてきましたが、この時期の栄養吸収が来年の春の立ち上がりに影響します。気温が低下するほど根からの栄養吸収が衰えますから、粒状肥料の散布は早めに済ませておきましょう。
刈り高を下げない
これから葉が枯れていきますが、枯れた葉は冬の間ふとんのような役割をしてくれます。地温を保ち霜柱や土壌が凍てつくのを防いでくれますから、刈り高を下げないようにしてください。刈り高を上げるのは問題ありません。関連記事:霜柱から芝生の根を守る
来春の更新作業(2月~3月)で冬枯れした芝を低刈り、もしくは芝焼きしてください。
エアレーションやサッチングなど負荷のかかる作業は控える
成長が止まりますから芝生を傷める作業をした場合は再生しないまま休眠することになります。
やったからといって来年生えてこなくなるようなことはありませんが、これからはできるだけそっとしておく方がよい時期になります。
病虫害をできるだけ発生させない
成長が止まる時期に病虫害が発生しますと、回復しないまま休眠を迎えることになります。
芝生の変色や枯れ、密度低下などが発生した場合は早めに殺菌剤や殺虫剤で対応しておきましょう。予防的に散布しておくのも手です。
春の病気は秋の殺菌が肝要
今年の春に春はげ症や立枯病(ゾイシアンディクライン)が発生していた場合は、10月~11月にかけて適用のある殺菌剤を散布しておきましょう。
これらの病気は春に発症してから殺菌剤を散布してもほとんど効果がありません。り患する秋の対処が最も効果的と言えます。
落ち葉を堆積させない
落葉樹がある場合は芝生の上に堆積することがあります。そのままにしておきますと光合成が阻害されたり、通気性の低下から病気が発生しやすくなることがあります。できるだけこまめに取り除いてください。
成長が止まってくると興味も薄れてしまいがちですが、最後まで油断せずに手入れをしてあげましょう。そうすることで来年きっと期待に応えてくれるでしょう。