肥料散布、エッジカット、その他もろもろ

2022年5月8日(日)

GWを彩ってくれた花たち

GWはおおむね天気が良く、お出かけやガーデニングなどを満喫された方も多かったのでは。

我が家でも好天の下で庭の花たちが目を楽しませてくれました。こちらはヤマボウシ。

芝生に除草剤の薬害が出ていますがヤマボウシにも影響が出ている感じですね。葉や花の様子が正常な時とは違うようです。


毎年GWあたりで満開になるエリゲロン。女房によると咲いた当初は白色で時間とともにピンクになるとのこと。ピンクの花が増えてきたのでそろそろ開花期の終わりでしょうかね。


庭の隅っこではキンギョソウも咲いています。実がはぜるとドクロのようになります。


女房がせっせと世話をしてくれたバラたちもたくさん花をつけてくれました。花がたくさん付く液肥も与えていますが、何より女房の献身が一番でしょう。

植物も人間が世話をしてくれているのが分かるみたいです(マジな話)。
















つぼみはまだまだありますから、しばらく楽しませてくれそうです。


この子はなぜか花びらが大好きで食べたがるんです。女房がバラの切り花を持って入ろうものなら頂戴と言わんばかりに後をついて回ります。


芝生へ粒状肥料散布(散布日は5月1日)

ベントグラスは中2日ペースで9ミリの芝刈り。

今週後半は梅雨前線の影響がありそうなので芝刈りのタイミングが取れないかもしれません。成長が早い寒地型西洋芝の難しさはこういう点にもありますね。


姫高麗芝は除草剤の薬害の影響はあるものの徐々に緑を増しつつあります。

週1回ペースで13ミリの芝刈りを当面は繰り返す予定です。


今年は除草剤散布のタイミングを優先するため早めに更新作業を済ませましたが、その後の寒気や薬害の影響で地上部分に出ていた昨年の茎の多くが枯れてしまい、代わりに地中から新芽が出てきているような感じです。(細く茶色に枯れているのが昨年の茎)

そういう意味では代謝がかなり進んだのかもしれません。


成長をさらに加速させるために粒状肥料を散布。(注:散布したのは1週間前の5月1日です)

いつもは万緑-NHTとエンザアミンの組み合わせを散布しますが今回はハイアップのみにしてみました。

ハイアップは万緑-NHTとエンザアミンのサッチ分解機能のおいしいところを合体させたような資材で、チッソ・リン酸・カリの含有量は3:2:1とそれほど多くはありません。

基本施用量は平米50gですが、それを80gにするとチッソ・リン酸・カリの投入量もそれなりに多くなりますから(平米あたり2.4g:1.6g:0.8g)、リン酸とカリがやや少ないものの肥料の役割もしてくれると思います。

散布量を多くすることでサッチ分解の効果はその分高くなることも期待できますし。


粒剤スプレイヤーの噴板は9mmのものを使用してみましたが、吐出のペースが遅くて少々時間がかかります。しかし噴板を無しにすると吐出ペースが早すぎて少々散布が難しくなるので微妙なところですね。


散布後は散水して完了。

ハイアップのカリが少ない分はスーパー・ポリ・スピリットなどで補ってやるといいでしょう。ハイアップの貫通型ケイ酸や鉄・苦土による光合成効率向上と、スーパー・ポリ・スピリットの硝酸カリによる生理移行促進の相乗効果が期待できます。


駐車場の枕木部分のエッジカット

昨日は芝刈りの後に駐車場部分のエッジカットを実施。芝切り一番というタフカッターとハサミを使用しました。

芝切り一番でのエッジカットの様子は下記の動画をご参照ください。






掃除をしてスッキリと。毎度エッジカットをして思うのは、枕木はこんなに大きかったんだなあと(笑)


アクセントの矢印部分もきれいになりました。周辺の変色しているのが芝生がはみ出ていた部分です。


除草剤の薬害による黄化に見る植木の芝生への影響

除草剤の薬害で黄化や成長の遅れが発生していた姫高麗芝ですが、黄化していた部分の中にも緑の葉が増え始めてきており、そろそろ薬害のピークも越えそうな感じです。

全体をながめてみると、写真左上の私がやらかした部分(除草剤を二重散布した)を除いては、植木周辺と踏圧の多い導線部分に黄化現象が特に集中しているのが分かります。


この角度から見るとヤマボウシの周辺で黄化や成長不良が強く現れているのが分かると思います。

樹木周辺の芝生が不調をきたすのは多くの樹木と共存しているゴルフ場でもよく見られるようで、その原因は木陰による日照不足やアレロパシー(他の植物を抑制しようとする作用)、水や肥料の奪い合いなどが指摘されています。

それらの影響によって除草剤の薬害がさらに助長された可能性もありそうですね。

ヤマボウシの周辺では以前から成長不良や病気などの不具合が発生することが多く、我が家で初めてラージパッチが発生したのもヤマボウシ周辺でした。


除草剤を二重散布(約2倍の量を散布)した場所も少し青い葉が増えてきています。

今後は除草剤の土壌処理効果も徐々に低下するでしょうし、気温上昇や日照時間の増加によって芝生の成長が旺盛になることから、回復が徐々に早くなると思います。

永遠に効く除草剤はありませんので、黄化が出たとしても時間が解決してくれます。


ランナーが地表に出てくる理由

毎年踏圧で薄くなる部分にも少しずつ新芽が増えています。

踏圧による傷みよりも成長の方が旺盛な時期になれば自然と回復します。ただ、成長よりも踏圧の方が激しい場合は回復は難しいでしょう。(たくさんの人が頻繁に通行するなど)


再生の際によく見られるのが地表に出てくるランナーです。

高麗系の芝の場合通常は土の中を這いますが、土が締まっているなどして条件が悪い時には地表に出てきます。これはより成長しやすい条件を探しているサインだと言えるでしょう。

この現象が踏圧がひどくない場所でも見られる場合は定期的なエアレーションや土壌改良材の投入などで土壌改良をすることで解消できます。

我が家も20年以上前に芝生を植えてからしばらくはランナーがひょろひょろ出ていることがよくありましたが、今では踏圧の多い部分に限られています。


キノコ対策の継続と天候不良への備え

今週後半は梅雨前線の影響で天気が悪くなりそうな予報ですので、キノコ対策と光合成促進を目的としてアルムグリーン500倍、スーパー・ポリ・スピリット1000倍を混合して平米1リットル散布しておきました。

先週散布したハイアップとの相乗効果にも期待です。


さて、松浦商店の方もおかげさまで繁忙期のピークを迎えようとしています。次週15日は日曜日で楽天セールの最終日、5の付く日、最もご注文が多くなる時期が重なっている上に、町内の公園の清掃も入っているため、おそらく芝生の管理記録の更新が難しくなると思われます。あらかじめご了承ください。

忙しくさせていただけるのも皆さまのご愛顧のおかげです。心より感謝申し上げます。