2022年7月10日(日)
芝生と庭の様子
芝生と同じイネ科のレモングラスは順調に巨大化しています。正直、今年のうちにこんなに大きくなるとは思ってませんでした。
2月に植え替えをしたときはこのぐらいの株でした。
昨日、芝刈り前のベントグラス。モフモフになってます。
密度が半端ではないので雑草のつけ入る余地が無いですね。所々カタバミなどが生えかけてはベントグラスに負けている感じです。おそらくアレロパシー(他の植物をけん制する作用)も強いのではないかと思います。
17ミリで芝刈りすると一部で軸刈りになりますが、この夏はこれ以上刈り高を上げずに様子を見てみようかと思っています。状況が激変したら臨機応変に対応しますが。
芝刈り前の姫高麗芝。こちらも雨が頻繁に降ったのでモフモフです。
姫高麗芝は今回から20ミリに刈り高を上げました。刈り高を上げてもビフォーアフターでこれぐらいの差があります。
芝刈りと際刈りが終わるとスッキリ。これから9月上旬まではピーク時の美しさが堪能できそうです。
ラリー水和剤散布後のカーブラリア葉枯病の様子
カーブラリア葉枯病(犬の足跡病)のパッチが多発していた飛び石の周辺はもう病気から回復した?
残念ながら雨が頻繁に降る天候の中でそう簡単に自然治癒してくれるようなやわな病気ではありません。これは芝刈り前なので成長した葉でパッチが隠れているだけです。
芝刈りを終えるとこの通り隠れていたパッチが現れます。ここは殺菌剤を散布していないエリアです。葉枯病が犬の足跡病とも言われる理由がこの写真からもお分かりいただけると思います。
注:写真は今朝のもので、昨夕の芝刈り後に結構な雨が降ったため症状がより顕著になっています。
パッチを間近で見ると枯れた葉と青い葉が混在し、病状の進行と再生のせめぎ合いになってるようです。
雨や多湿の日は病気の進行が勝り、晴れて風のある日は再生が勝ります。
殺菌剤を使用せず自然治癒に任せる場合はこのような感じで推移を見守ります。
先週、殺菌剤のラリー水和剤を散布したエリアはこの通り。雨が降ろうが病状が進行することなく再生が進み、パッチがほとんど分からない状態になっています。
自然治癒でやきもきさせられるのが嫌な方はぜひ殺菌剤を使用してください。その効果はハッキリしていますので。
関連記事:カーブラリア葉枯病の症状と対策
久しぶりのキノコ
先週の水曜日あたりにキコガサダケが登場。
ここはフェンスに近い部分で、毎年キコガサダケが数回は顔を出します。フェンスで風通しが遮られたり朝日があたらないのが影響しているのではないかと思います。
昨日は珍しくヒメホコリタケも登場。これを見るのは何年ぶりでしょう。「お前どこで何やってたんだよ」と声をかけたくなるぐらい久しぶりです(笑)
ヒメホコリタケを放置しておくと天辺あたりにポコっと穴が開いて胞子を拡散しますので、見つけたら早めに根こそぎ取り除いておきましょう。
キノコ対策には有機酸資材を定期的に散布するのが有効で、アルムグリーンや有機酸酵素EXを週1回ペースで散布しておくとかなり抑制できると思います。
こういった薬品を使用していない資材でキノコ抑制をするにはキノコが多発する前から継続的に行うことが重要で、キノコが大量発生するようになってから散布を始めると抑制には少々時間がかかるかもしれません。(もちろん天候にも左右されます)
私の自宅では5月からキノコ対策としてキトサン溶液スーパーグリーンをテスト中です。
通常は100~200倍の濃いめの希釈液を平米1リットル月1回のペースで散布するのが芝生への施用法ですが、使われている方から「もっと散布回数を増やせないのか」という問い合わせもよくいただいていました。
先日たまたまバラにキトサンを使用している方から情報をいただき、キトサン溶液を500~1000倍ぐらいで5~7日おきに葉面散布するととてもバラの調子が良い、という話を伺いました。
その考え方を芝生でも応用できないかと思い、300~500倍希釈で葉面散布(平米500~600ml/ジョウロでサラッと散布する感じ)を週1回ペースで繰り返しています。
散布量は少し増やした方がいいかなという感じもしますので、そのあたりは様子を見ながら調整してみます。
光合成を促進して自然治癒力をサポート
本当なら今週は粒状肥料を散布したかったのですが、天候状況からしてあまり散水をしたくないことや栄養もまだ足りてそうな感じもあり延期しました。
代わりに光合成を促進するため超ハード葉素を500倍で葉面散布しておきました。
今週は曇りや雨の日が多いようですから、少しでも光合成を促して貴重な日照を生かしたいですね。
肥料の値上げについて
最近、肥料の値上げに関するニュースが相次いで報道され、目にされた方も多いと思います。
松浦商店で仕入れている肥料も例外ではなく仕入れ先から相次いで値上げの案内が届いていまして、おそらく来年以降もこの状況が続くのではないかと予測しています。
そのため、誠に恐縮ですが来年には全般的に3~5%程度の値上げをさせていただく予定です。今後の状況次第では値上げ幅がもう少し大きくなるかもしれません。
基本的には来年から値上げとしていますが例外もありまして、バーディーエース新1号につきましては現在の在庫が無くなり次第2000円ほどの大幅な値上げを予定しています。
おそらく現在の在庫は今週中か来週中には無くなると思いますので、ご用命の方はお早めにご注文をお願いいたします。
勝手を申し上げるようですが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。