2022年7月17日(日)
芝生と庭の様子
梅雨明けしてからの方が梅雨らしい天気が続いていましたが今日は朝から快晴。子供たちが行楽地で遊んでいる様子が目に浮かぶようです。
レモングラスも今日は光合成がはかどることでしょう。
バラも調子が悪いなりに花を咲かせてくれています。女房の献身的な手入れで少し復活の気配が見えてきたかな?
ベントグラスは17ミリの芝刈りを継続中。
軸刈りになるところが増えてきたので刈り高を上げようかこのまま維持しようか迷い中。
寒地型西洋芝にとってはあと2ヵ月近く厳しい条件が続きますから悩ましいところです。(例年夏の傷みのピークは9月上旬です)
こちらは昨夕の芝刈り前の姫高麗芝。雨で水分供給が多かったこともあってモッフモフですね。
こちらは今朝の様子。昨夕芝刈りした直後に雷雨があったためみずみずしさがあって美しい!
日差しによって表情が変わるのがいいですね。
先週久しぶりに顔を出したキノコは、その後雨が続いたにも関わらず今のところ収まっているようです。
キトサン溶液スーパーグリーンの週1散布を先々週から500倍→300倍に変えたのも良かったのかもしれません。キトサン溶液だけでなくアルムグリーンや有機酸酵素EXのような有機酸資材の定期散布はキノコ対策には有効です。(全部を併用しなくてもどれか一つで大丈夫でしょう)
カーブラリア葉枯病が発症している部分は相変わらず病状と再生のせめぎ合いが続いています。
ただ、雨がよく降った割には思ったほど病状が勝らなかったという印象です。ガンバレ我が家の芝生。
2週間前に殺菌剤のラリー水和剤を散布したエリアはほぼ再生が完了したようです。
そろそろ薬の効果も低下していると思いますので、このまま梅雨のような天候が続くとやがて再発するのではないかと思います。
ローテーションでロブラール水和剤などの葉枯病に適用のある殺菌剤を散布しておくと予防できるでしょう。
関連記事:カーブラリア葉枯病の症状と対策
粒状肥料の散布は延期
今日は粒状肥料の散布を予定していたのですが、天気予報に傘マークが並んでいたため流失が多くなると判断し延期しました。
代わりにつなぎ的な肥料投入と光合成促進のために液肥を散布しておきました。
超ハード葉素を500倍、スーパー・ポリ・スピリットを1000倍で葉面散布(ジョウロでさらっと散布)。
超ハード葉素はハードバンに光合成促進の効果をプラスしたような資材です。超ハード葉素にはハードバンの成分はほぼ含まれています。
芝生の葉の先端が白く枯れる現象
この時期によくいただくお問い合わせで「葉の先端部分が白く枯れている」というものがあります。考えられる原因は次の通りです。
- リール式芝刈り機の刃のかみ合わせや切れ味が低下している
- ロータリー式の場合は刃の切れ味が低下している
- スジキリヨトウによる食害
リール式芝刈り機のかみ合わせや切れ味の低下が原因の場合は、芝刈り後に葉の先端部分が千切れたようになったり折れたりする現象が発生します。解消する方法はラッピング(刃研ぎ)やかみ合わせの調整になります。
ロータリー式の刃の切れ味低下が原因の場合も、芝刈り後に刃の先端部分が千切れたり折れたようになります。刃研ぎや刃の交換によって解消できます。ただし、ロータリー式は構造的にたたき切るような芝刈りになりますので、機種によっては新しい刃に替えたとしてもある程度千切れたような感じが残ることもあります。
スジキリヨトウの場合は芝刈りをしていないのに葉の先端部分が白く枯れます。また、スジキリヨトウの幼虫が発生する前には芝生の葉に白い綿のような卵を産み付けられているのが観測されることもあります。スジキリヨトウが原因の場合は殺虫剤の散布で解消してください。
関連記事:芝生の葉に付着する白い綿の正体
さて、梅雨のような天候が続いてやきもきさせられますが、来週からはスカッとした夏の天候になってほしいですね。