芝生の葉に付着する白い綿の正体

芝生の葉に付着する白い綿の正体と対処法

白い綿の正体はスジキリヨトウの卵塊

スジキリヨトウの卵塊

芝生の葉に写真のような白い綿が付着していることがあります。これはスジキリヨトウ(蛾)の卵塊です。綿の中にはコンマ数ミリの卵が多数産み付けられており、孵化して幼虫になると芝生の食害を始めます。ですので、この綿状の卵塊を見つけたら食害を警戒しておく必要があります。


スジキリヨトウの卵塊を見つけたらどう対処する?

卵を産み付けられてから2~3週間後から食害が始まります。スジキリヨトウの幼虫は孵化した直後は緑色をしていますが、成長とともに茶褐色になり背中に筋状の模様がくっきりと現れます。このぐらいになると旺盛な食欲をしめしますから早めに殺虫することが理想です。

あらかじめ食害を予防する場合は、卵塊やりヨトウ飛び回っているのを確認したら浸透性の殺虫剤を散布しておきましょう。浸透性の殺虫剤は、あらかじめ散布しておくとで有効成分が芝生に浸透し、それを食べた害虫が駆除されます。芝生に殺虫力を持たせるとイメージしてください。家庭向けですとGFオルトラン粒剤、広い面積の芝生ならオルトラン粒剤がお勧めです。

食害が確認された場合はすぐに殺虫する必要がありますから、接触性の殺虫剤(害虫に有効成分がかかると殺虫される)を使用してください。一般家庭ですとスミチオン乳剤が入手しやすいでしょう。


関連記事:芝生の葉の先端が白く枯れる━害虫の食害