芝生の害虫や害獣トラブル

芝生を荒らすモグラ

モグラはトンネルを掘って芝生を荒らす

芝生にできたモグラ塚

きれいな芝生を荒らす害獣の中にモグラがいます。彼らは芝生の地下にトンネルを掘って生活空間を作ります。そのため、芝生には土がこんもりと盛り上がったモグラ塚ができたり、トンネルがへこむことで芝生がデコボコになる、穴の部分の根が傷むなど、様々な問題を引き起こします。

被害が深刻になると写真のような被害になりますから、できるだけモグラには侵入されたくないものです。





モグラ対策

モグラ対策に決定打は無い

芝生を荒らすモグラ

初頭から申し訳ないのですが、モグラ対策には決定打がありません。今までいろんな方からご相談があり、ご協力をいただきながらモグラ対策を検討しましたが、「これさえやっておけばOK」というような決定打はありませんでした。

そのため、複数の対策を組み合わせながらご自宅の忌避環境を作っていただくしかありません。下記の方法を参考にしていただきながら対策を練ってください。


モグラのエサを減らす

モグラのえさ

モグラが芝生に侵入してくるのは、そこにエサがあるためです。芝生そのものを食べに来ているわけではありません。モグラがエサとしているのは、ミミズや幼虫、昆虫類で、芝生の害虫はそのまんまモグラのエサになります。エサが無くなればモグラが来る確率は減りますから、定期的に害虫を駆除してエサの無い環境を維持してください。

椿油粕でミミズを駆除したらモグラが来なくなったという事例がありましたが、おそらくこれはレアなケースだと思います。他の方の事例では、ミミズを駆除してもモグラは住み着いていたこともありました。

参考記事:芝生のミミズ対策
参考記事:芝生の害虫対策

臭いや煙で忌避する

モグラは臭いに敏感だと言われています。自分の住みかであるトンネル内に、いつもとは違う臭いが漂っていると警戒してよそへ行くことがあるようです。

ホームセンターなどで販売しているモグラ用の忌避剤をトンネル内に挿入することで、モグラにとっての嫌な臭いを充満させます。とあるメーカーさんに聞くと、ニームパウダーをトンネル内に何箇所か仕込むことで忌避できた事例もあったようです。

また、発煙グッズをトンネル内で炊いている事例もあります。火事は動物にとっては命取りになりますから、煙から逃げるという本能があるのだと思われます。芝焼きをすることでも煙の臭いが発生しますから、モグラにとっては嫌な環境になるかもしれません。

モグラがトンネルを作る前に忌避する場合は、芝生用の漢方資材(アルムグリーンやアルム顆粒など)を定期散布して漢方エキスの臭いを土壌に浸透させる方法もあります。ただし、全ての個体に効くわけではありませんから、芝生の活性を上げることをメインとして使用し、運が良ければモグラを忌避できるぐらいに考えておいた方がいいでしょう。

振動や音で忌避する

モグラは音や振動にも敏感だという性質があり、それを利用したモグラ忌避グッズもあります。モグラのいそうな場所に突き刺し、定期的に振動や音を発生させて忌避する仕組みになっています。できるだけ広範囲に音や振動が届くものを選んでおくと忌避効果が高くなるでしょう。

モグラを捕獲する

トンネル内に捕獲器を仕掛けて捕まえてしまう方法です。この方法は本道と言われるモグラのメインストリートに仕掛けないと確率が落ちてしまうことと、素手で触れると人間の臭いを感じ取って近寄らないことがあるという点に注意が必要です。

捕まえたモグラが生きていたらどうしよう、と考えるとちょっと気持ちが萎えますね。

窒息させる

トンネル内に窒素ガスを充填して窒息させるという方法です。窒素ガスを用意しなければなりませんので、一般家庭では現実的ではないかもしれません。

ガスと聞くと危険性を感じる方もいるかもしれませんが、私たちが呼吸をしている空気の80%近くが窒素ですから直接吸い込んだりしない限りは危険なものではありません。大気中の窒素が雨に溶け込んで芝生の栄養になることもありますから、芝生の土壌に充填しても特に問題はないでしょう。

天敵に期待する

モグラの天敵フクロウ

かなり他力本願的な策ですが、モグラにも天敵がいます。フクロウやトンビなどの猛禽類、ヘビ、イタチ、猫、キツネなど、意外と天敵がいるという印象ですが、これらが生息している地域なら少しは期待できるかもしれません。

ヘビがいると違う意味で困るかもしれませんね。


トンネルを爆破する

トンネル内にガスを充満させて爆発させる危険な方法ですから、見てスカっとする程度にしておきましょう。芝生も一緒に爆破することになりますし(笑)

管理人宅はモグラが出ない

管理人宅はどうなの?と思われたかもしれません。実は管理人宅はモグラが出ません。住宅地だからというのもあるのですが、隣が畑だった頃からモグラはいませんでした。その理由は石ころだらけですごく固い土壌だからだと思われます。芝生にとっては良くない条件ですが、モグラを寄せ付けないことに関しては最強なのかもしれません。