2022年9月4日(日)
芝生と庭の様子
台風接近で曇りや雨がちでしたが今日は朝から快晴。
残暑厳しい中でバラが次々と開花しています。
これは猫草(ムギ)です。
女房がニャンコのために種から育てています。
ベントグラスはそろそろ傷みのピークになるでしょう。
刈り高は20ミリのまま軸刈りおかまいなしで芝刈りしていますから昨年同時期より傷みがひどくなってますね。
これが昨年同時期(9月5日)の様子ですが、この時は刈り高を30ミリまで上げていました。
9月中旬あたりから再生が進みますので、様子を見ながら徐々に刈り高を下げていきます。
姫高麗芝は25ミリで芝刈りしています。
台風の影響でやや天候が悪化したもののカーブラリア葉枯病の再発はいまのところ見られず、きれいな状態を維持できています。
いつも真っ先に葉枯病が現れるあたりもパッチの気配は見られません。
蒸し暑さは厳しいですが傾きつつある日差しが秋を感じさせてくれます。
太陽の位置が変わることで芝生の見栄えも変化し、美しく見える中にもシーズンの終わりへ向かう寂しさもあります。
光合成とサッチ分解の促進を期待して超ハード葉素を500倍で葉面散布(希釈液を平米500~600ml程度、ジョウロでさらっと散布)しておきました。
これから休眠期までの間で気を付けたいこと
9月に入り日本芝は徐々にピークアウトしていきますが、来年のためには重要な時期に入ります。
これから休眠期を迎えるまでの間で気を付けることについてまとめてみました。
肥料を適切に与えて栄養を蓄えさせる
これから休眠までの間、芝生は来年の立ち上がりに使う栄養を体内に蓄積しようとします。
肥料を適切に与えて栄養補給をサポートしてください。
日照時間が短くなり気温が低下するほど根からの栄養吸収は徐々に衰えていきますので、先手先手で肥料を与えてください。
気温が低くなってからたっぷり肥料をまいても吸収・蓄積の効率はあまり良くないでしょう。
病虫害に気を付ける
秋は病虫害リスクが高まるシーズンでもあります。
秋に深刻な病虫害の被害を発生させて根がやられたまま休眠しますと来年の立ち上がりまで影響が引きずられることになります。
特に害虫の食害には気を付けてください。休眠で枯れるのが早いと思っていたら害虫の食害だったという事例が時々あります。(翌年の春になって成長が悪い、密度が低い、などの症状が出て判明する事例)
害虫被害が心配な方は殺虫剤を使って殺虫や予防をしてください。
一般的な殺虫剤はスミチオンがありますが、こちらは散布直後に効果があるだけで残効性はありません。
予防的な散布、長期間の残効を求めるならフルスウィング粒剤が便利でしょう。条件が良ければ1ヵ月近く残効が期待できるようです。
気温や水分が十分あって薬剤の分解が早い条件でも2週間ぐらいは残効するとのことです。
フルスウィング顆粒には散布パターンがいくつもあってどれを採用すればいいのか迷われることもあると思いますが、目安は薬剤投下量が平米あたり0.1g以上になります。
1000倍希釈で平米100ml散布しますとちょうど0.1g/平米になりますので、薬剤投下量がそれ以上になるようにしてください。
病気についても資材や農薬を活用して予防や被害の最小化を目指してください。
雑草の種をできるだけ残さない
秋は雑草が種を落とす時期です。早めに抜き取るなどして種を落とさせないようにしておきましょう。
除草剤を使用するのは最高気温が連続して30℃以下になるようになってからにしてください。
気温が高い中で散布するのは薬害リスクが高いですし、この時期は大きくなった雑草が多く除草剤が効きにくいと思います(雑草の生え始めが一番効く)。
芝生を傷める作業は成長が旺盛なうちに
エアレーションやサッチングなど一旦芝生を傷めてしまう作業は気温が十分で成長が旺盛なうちに済ませておきましょう。
成長が鈍化してからやりますと再生が十分でないまま休眠に入ることがあります。
休眠前は短く刈らない
休眠期は枯れた葉が布団のような役目となって保温に役立ちます。
土壌や地際が保温されますと冬の間もサッチ分解が少しずつ進んだり、霜柱や凍結で根が傷むことも防げます。
シーズン中、短めに維持してきた場合は、休眠までに徐々に伸ばしていくと保温効果も高くなるでしょう。
私のところでは25~30ミリぐらいで休眠させます。
枯れた葉は来春の更新作業の時に低刈りや芝焼きをして取り除きます。
芝生のピークを過ぎますと芝生への興味も薄れがちになりますが、来年のためには重要な時期ですのでシーズンを楽しませてくれたお礼の意味でも最後までしっかり手入れをしてあげてください。
番外編(我が家のワンニャンズ)
黒柴の伊勢は推定で15歳ぐらい。足腰がだいぶ弱ってきて自力で立ち上がれないことも多くなりましたね。
こけると立ち上がれなままもがくので足が擦り切れて血がでることもあります。そのため、仕事のある日中は老犬の預かりをしてくれる病院にデイステイさせてもらってます。
老化ですからこれ以上元気になることはないのでしょうけど、少しでも自力で歩ける期間が長くなるように歩行器を準備することにしました。
ニャンコーズの珍しい2ショット。2匹ともマイペースでべったりではないので一緒にいるシーンはなかなかないですね。
キジトラのいすずは少しだけお姉さん。写真写りは良いと我が家では評判です。
最初の頃はおすましさんかと思っていましたが、以前よりはだいぶ甘えるようになってきまして、今ではお腹を堂々と見せてなでることを要求してくるように。
いずもは風貌も行動も子猫っぽいままで、女房が作ってくれたダンボールの猫部屋の窓から手や顔を出して遊んでます。
完全に一致(笑)