ナメクジは芝生の不快害虫なので駆除しましょう
芝生にキラキラ光る筋をつけるのはナメクジの仕業。芝生を直接害することはありませんが、きれいな芝生に筋を残すことと、存在自体が気持ち悪いという意味で不快害虫と言えます。ナメクジが好きな方はほとんどいないでしょう。
ナメクジは芝生にとって何のメリットもありませんので、駆除や忌避してしまうのが一番です。
農薬を使うなら誘引殺虫剤がオススメ
簡単で手軽に駆除するなら誘引殺虫剤がオススメです。誘引殺虫剤はナメクジが好む臭いを発する成分が入っていますから、パラパラとまいておくとナメクジが臭いに引き寄せられて勝手に食べて死んでくれます。左の写真はグリーンベイトという殺虫剤で、ホームセンターでも簡単に入手可能です。グリーンベイトが無くても類似品があると思います。
使い方はとっても簡単で、ナメクジが隠れていそうな場所にまいておくだけ。ナメクジは、鉢やレンガ、ブロックなどの下、茂みなど、日中日が当たらず湿り気がある場所に隠れており、夜になると這い出てきて芝生もうろつきます。
ナメクジの隠れ家になりそうな場所にまいておくのも有効です。
農薬を使いたくない場合は椿油粕がオススメ
ペットや子供がいるから農薬を使いたくないという声もよく聞きます。そういう方は椿油粕をナメクジの忌避や駆除に使ってみてください。椿油粕にはペレットタイプと顆粒タイプがありますが、顆粒の方が使いやすいでしょう。ペレットを粒と表現して売られている場合もありますので、中身を確認してから購入してください。
使い方はグリーンベイトとほぼ同じで、隠れ家になりそうな場所やその周辺に椿油粕をまいておくだけです。ミミズの駆除に使う量(平米3~4握り)よりは多めにまくことをお勧めします。
ポイントはミミズの駆除とは違い、椿油粕の散布後に散水はしないという点です。ナメクジの体に椿油粕を付着させて塩をかけたような状態にすることで忌避や駆除ができますから、散水はしない方がいいでしょう。
隠れているナメクジを発見した場合は直接椿油粕を振りかけてください。椿油粕に水分を吸い取られて塩をかけられたような状態になります。
鉢植えや花壇のナメクジ対策にも椿油粕が使えます
鉢植えや花壇の花をナメクジに食い荒らされて悔しい思いをした方も少なくないでしょう。ナメクジの被害は嫌だけど農薬も使いたくない、そんな方には椿油粕がお勧めです。
ナメクジがはい回りそうな株元に椿油粕をまいておきましょう。植物を傷めないようにやさしく持ち上げて土の表面を出します。
このような感じで椿油粕を土の表面にまいておきます。そうすると、ナメクジがはった時に椿油粕が体に付着するため、自由に動き回ることができなくなります。
グリーンベイトのように完璧な駆除まではいきませんが、かなり被害を抑えることができ、花もきれいな状態を保てるようになります。