2019年6月23日(日)
雨は少ないがほんの少しだけ葉枯病の気配
先週梅雨入りが予想されていたのですが、肩透かしをくらってしまい中国地方はいまだに梅雨入りしていません。雨も少なく、晴れが続いている時には散水をしています。そのせいか芝生の密度がいまひとつなんですが、例年6月には必ず発症するカーブラリア葉枯病もはっきりとした症状が見られない状況です。
ベントグラスの様子。所々茶色っぽく見えるのは軸刈りによるものです。
20ミリの芝刈りでも軸刈りになり始めたので、刈り高を上げて対応する予定です。そのため芝刈りはしばらくおあずけです。
来シーズンは間引きによって軸の上昇を抑制する策を講じてみようと思います。
姫高麗芝は17ミリで芝刈り。雨が少ないせいかこの時期にしては成長が物足りないですね。刈り草も45リットルのゴミ袋の半分程度です。最盛期には袋がいっぱいになるぐらいの刈り草が出ます(広さは約50平米)。
芝刈りと際刈りが終わってすっきりした姫高麗芝。ストライプが気持ちいい!
例年なら6月初旬にはパッチが発生するカーブラリア葉枯病ですが、いまだに梅雨入りしない今年はまだはっきりした症状は見られません。ただ、写真中央部のように気配が感じられる箇所が所々あります。おそらく雨が2~3日続けばパッチがはっきり現れるものと思います。殺菌剤を散布するなら発症する前がお勧めです。
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キノコもほとんど見られません。雨が少ないせいもあると思いますが、有機酸を含むアルムグリーンと有機酸酵素EXを交互に週1回ペースで散布していることも効いているでしょう。無農薬でキノコを抑制する際にはお勧めの方法です。
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土壌のpH下降がカーブラリア葉枯病にどのように影響するのかを確かめるため、pH下降剤の散布も継続中。本来なら20倍で散布する資材ですが、気温上昇による葉焼けリスクを考慮して40~50倍で散布しています。
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女房ががんばって育てているバラ。
バーベナも元気になってきました。
我が家の夏の定番の花、ジニアも成長が旺盛になってきました。鮮やかな花の色が芝生によく映えます。
今週後半は広島県の週間予報にも傘マークが並んでいます。いよいよ梅雨入りするものと思われます。pHの下降と葉枯病はどういう関係があるのか、はたまた全く関係が無いのか、これからの変化が見ものです。
松浦商店では有機酸資材のご購入が増えてきました。おそらくキノコが発生しているお宅が増えていると思いますので、早めの対処をご検討ください。