姫高麗芝に芝生用除草剤を散布

2020年11月29日(日)

姫高麗芝にシバキープエース液剤を散布

温暖な福山市でも紅葉が散り始めました。気温が一段下がる予報ですので冬の気配が強まるものと思います。さすがの寒地型西洋芝も成長が衰えてきました。


ベントグラスも気温低下とともに成長が衰えてきており、週1回ペースの芝刈りの刈り草の量が明らかに減ってきました。(散水を全くしていないことも影響していると思います→水を与えるほどよく伸びる)


一部枯れていた場所は修復が進んでいる様子。スミチオンを散布するまでもないようです。


これが先週の状態です。ここから枯れが広がるようならスミチオンを散布するつもりでした。


姫高麗芝の方は気温低下で退色が加速しているようです。


来年の病気予防と土壌改良に期待して昨日の夕方に有機酸酵素EXを250倍で濃い目に散布。もうほとんど根は寝ている状態でしょうけど、ほんの少しでも栄養吸収促進になればという淡い期待も。

やることが無さ過ぎて寂しいという本音もちらほら(笑)


姫高麗芝にはカタバミやスズメノカタビラが生えてきているため除草剤の散布を決行。


こちらのシバキープエース液剤を使用しました。イネ科雑草を枯らすアージランと広葉雑草を枯らすMCPPがあらかじめ混合してあるタイプの茎葉処理(生えている雑草を枯らす)タイプの除草剤です。


容器には軽量カップが一体化していまして、ボトルを押すと軽量カップ部分に液剤が出てきます。標準の希釈倍率は100倍で、希釈液の散布量は平米100~200ml。今日は真ん中あたりの150ml程度を目安にして散布しました。


茎葉処理剤は葉や茎にしっかり付着することで吸収されるため、噴霧器でしっとりと付着させることをお勧めします。


除草剤散布後の器具はしっかり洗っておきましょう。除草剤の成分が残った状態で芝生以外の植物に噴霧しますと薬害が発生することがあります。シバゲンDFなどのごく微量で効くタイプの除草剤は特に念入りに洗っておく必要があります。


シバキープエース液剤は日本芝専用の除草剤です。その散布液が付着した靴で西洋芝やその他の植物が生えているエリアに入りますと薬害が発生することがあり、こちらも要注意です。散布時に使用した長靴などもしっかり水で流しておきましょう。


除草剤散布後、6時間程度は雨は厳禁です。天候が不安定な日や雨の予報が出ている時は散布は延期した方がいいです。

また、気温が低下すると雑草の代謝も遅くなります。そのため除草剤の吸収や効果の発現も遅くなることがあります。気温の高い時期よりも少々気長に様子を見てください。