芝生の手入れ応用編

春の立ち上がりを良くするための二つの方法

萌芽前の有機酸資材の散布が有効

有機酸酵素EX

寒さも峠を越え日差しが春めいてくると、少しでも早く芝生を成長させたいと思うのが芝生愛好家の気持ちでしょう。

春の生育を早めるためには根の成長促進が最も重要になります。寒地型西洋芝は根が先行して地上部分が後追いで成長します。日本芝は地上部分が先行して根が後追いの成長になります。根をしっかり成長させてやることによって栄養や水分の吸収力が高まり、春の生育が促進されて早く芝生が仕上がることになります。

根を早く成長させるには有機酸資材を活用することがポイントです。有機酸の入った資材を週1回ペースで適量散布すると、根が刺激されて発根が促されます。また、同時に有機酸によって土壌中の栄養素がキレート化されて吸収されやすくなるというメリットもあります。元々、根は先端部分から「根酸(こんさん)」を出して土壌の栄養素を吸収していますので、その代わりとなる役目を有機酸がしてくれます。

有機酸資材を散布し始める時期の目安としては、寒地型西洋芝は1月下旬頃から、日本芝や暖地型西洋芝は2月初旬頃からになります。

有機酸資材の中には、連続散布に向かないものや年間の散布回数が限られるものもありますので、製品の使用方法をよく確認した上で散布してください。管理人は春の立ち上げで有機酸酵素EXを使用しています。

春の立ち上がりには秋の施肥も肝心

春の立ち上がりには前年の秋の施肥も影響します。日本芝も西洋芝も真冬は休眠しますが、その前にしっかり栄養を蓄えさせて休眠させておくことで、春の初期成育が促されます。

特に日本芝は冬枯れして地上部分に生きている葉が無い状態になります。萌芽時期の初期成育の段階で光合成ができませんので、体内に蓄えていた養分が非常に重要です。寒地型西洋芝も真冬は一部葉が枯れたり降霜や冷気で傷んだりしていますから、体内に栄養があった方が休眠空けの生育が良くなります。

日本芝は9月から11月までの施肥、寒地型西洋芝は9月から12月までの施肥をしっかり行い、栄養を蓄えさせてから休眠させてください。