2016年08月28日(日)
夏の暑さで弱り始めたケンタッキーブルーグラス
雨の降らない天候が続いていましたが、2~3日前に久しぶりに恵の雨がありました。雨の後は気温もやや低めに推移していましたから、姫高麗芝の葉枯病がやや復活気味になっています。ケンタッキーブルーグラスは連日の酷暑で完全にグロッキー。黄化と密度低下が顕著になってきました。
本日の芝生管理記録
ケンタッキーブルーグラスは、ここ1週間ほどで黄化と密度低下が顕著になってきました。散水不要の夏だった昨年と一昨年に比べると、かなり夏のストレスがあるようです。
ブラウンパッチと思われる病害箇所。
このあたりも密度低下と黄化が進んでいます。9月初旬が夏の傷みのピークですから、あと2~3週間ほどの辛抱です。
姫高麗芝は20ミリで芝刈り。雨と気温の低下で葉枯病がやや再生しています。
重症箇所はなかなか治らず、再度勢いを増す時も早いですね。こういう場所は一度地上部分を刈り取ってしまった方が再生が早いかもしれません。
ほぼ治りかけていた場所も、点々としたパッチがうっすらと。気温と水分には敏感に反応するのが葉枯病です。
台風の影響で雨が続くかもしれないので、病原菌抑制を目的として有機酸酵素EXを500倍で散布。葉枯病発症箇所は250倍液をさらに追加しました。
深夜に雨が降るとの予報を信じて、夕方にスーパーグリーンフードを平米100g散布。葉枯病発症箇所とKBGの傷んだ場所には特に念入りに散布。散水をたっぷりするべき資材ですが、夜の雨を信じて資材を落ち着かせる程度に軽く散水。
雨で葉枯病が拡大しないことを願っています。
8月ももうすぐ終わり。9月からは来年のために栄養を与える意味も込めた施肥になります。万緑-NHT、エンザアミン、SGFでしっかり栄養を与えて休眠に向かわせます。