2016年10月02日(日)

葉枯病が拡大する姫高麗芝と対象的にKBGは回復

秋雨前線の影響で日照がほとんどありません。雨も多く気温も適温となれば葉枯病が激発するのは避けられません。ケンタッキーブルーグラスにとっては負担の少ない晩夏となり、低刈り後の修復は順調です。




本日の芝生管理記録

女房が鉢に花を植えてくれました。やっぱり彩りがあるといいですね。


9月19日に低刈りをして丸ハゲになったケンタッキーブルーグラス。


9月25日の様子。


今日(10月2日)の様子。思ったほどの残暑も無く順調に回復中。先週スーパーグリーンフードを入れたのも良かったのでしょう。各種障害からの回復には本当にオススメの資材です。今週は35ミリで芝刈りをしています。


姫高麗芝は25ミリで芝刈り。


日差しはすっかり秋ですね。そこかしこでただようキンモクセイの香りが秋を感じさせてくれます。ただ、今日の気温は真夏日になりそうです。


秋雨前線の影響で雨や曇りが多く、葉枯病がこんなに活発になってしまいました。激発する時期には、殺菌剤での対処をオススメします。


ここは以前息子のバイクが出入りをしてへこんでいた場所です。葉枯病は水がたまる箇所に発生しやすい傾向があり、不陸による水たまりも葉枯病を助長する要因になるのではないかと感じています。


今日はアルムグリーンを500倍、ハードバンを700倍程度で混合して散布しておきました。


殺菌剤を散布すれば葉枯病が抑制できることは分かっているのですが、資材のテストをするためには発症しないとだめなわけで、悩ましいところではあります。

新たな微生物資材も現在テスト中で、その微生物は糸状菌に寄生して増殖する性質があるようです。病原菌の8割が糸状菌であることから、病原菌をエサにして増殖する微生物と言えます。もちろん善玉菌にも糸状菌はいますので、その拮抗作用がどうなるのかは今後の様子次第でしょう。

現在の様子を見ている感じでは、スーパーグリーンフードをかなりたくさん入れた場所も他と比べると軽症(発症しないわけではない)になる傾向が見られますので、SGFの散布方法にも工夫の余地がありそうです。やっぱり資材は使いこなしてなんぼです。今後もトライを続けていきましょう。