2018年01月03日(水)
意外と気温が高めの年末年始、ベントグラスに肥料を与える
明けましておめでとうございます。2018年を迎え新たな気持ちでサイトの更新を続けて参ります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
この冬はラニーニャ現象によって寒くなるとの予報がありましたが、広島県は今のところ暖冬傾向です。朝の最低気温もさほど下がらず降霜もたいしたことはありません。これならベントも栄養を少しは吸うのではないかと判断し、年末に液肥、年明けの今日はスーパーグリーンフードを与えておきました。
本日の管理記録
寒空の下でがんばって咲いているミニバラ。病虫害に遭いやすいバラですが、生命力は半端ではないですね。芝生と相性が良いのもうなずけます。
姫高麗芝は冬枯れ進行中。気温があまり低くないので冬枯れの度合いもまだそんなに深くないといった感じです。
寒さは緩いとはいえ冬ですからベントグラスにも枯れた葉がチラホラ見られます。ケンタッキーブルーグラスと似ています。
暖冬傾向ということもあり、ベントグラスの肥料吸収を期待して栄養を与えています。昨年大晦日には耐寒性向上が目的の混合液肥を散布。チッソ代わりのアミノ酸(活根彩果・かっこんさいか)を500倍、耐寒性向上と生理移行を促進する硝酸カリ(スーパー・ポリ・スピリット)と耐寒性向上の糖、ケイ酸(ハード葉素1号)を1000倍で混合散布。
今日はカルシウム、鉄、ケイ酸、その他微量葉素を与える目的でスーパーグリーンフードを200g/m2散布。本来は微生物資材ですから病害抑制の効果も期待できるのですが、気温が低い時期は病原菌もおとなしいですし、有用微生物もほとんど活動をしませんから、微生物面での効果は目的としていません。
スーパーグリーンフード散布後のベントグラス。この後散水して仕上げをしました。
昨年の12月から降雨量が少なくやや乾燥気味のため、ベントグラスには適宜散水をしています。高麗系の芝も春の病害(春はげ症、ゾイシアンディクライン)が発生しやすい場合は、冬場の過乾燥は避けた方がいいでしょう。
芝生の手入れで、散水ほど奥が深い手入れは無いと思います。