秋の施肥を本格スタート、天候不良に要注意

2018年9月9日(日)

雨を利用して肥料散布

日暮れ後の虫の声がすっかり秋の気配、お天気も猛暑が終わるとともに秋雨前線が南下してきました。

先週から曇りや雨の日が増え、昨日から今日にかけてもかなりしっかりした雨が降り続いています。そうなると活発になるのが姫高麗芝のカーブラリア葉枯病です。さっそくパッチが増えています。

ベントグラスは気温低下に反応して、少しシャキっとしてきました。こちらは再生を本格化させます。


ベントグラスは中3~4日程度のペースで芝刈り。25ミリで維持しています。

猛暑が終わり最低気温が適温範囲に入り始めましたので、少し元気が出てきました。4日前にスーパーグリーンフードを入れて、今日も粒状肥料を追加し再生を促します。


姫高麗芝は一昨日25ミリで芝刈り。雨続きで危うく芝刈りのタイミングを逃すところでした。ただ、週間予報は天候不良を示唆していますから、次の芝刈りがどうなるか気になります。


天候不良と来れば姫高麗芝は葉枯病が出ます。例年のごとく飛び石周辺にチラホラと。


最近は駐車場周辺の芝生にも激発する傾向にあります。


息子がレース(ダートトライアル)をすると車の下部に塩化ナトリウムを含んだコースの砂が付着し、それを駐車場で洗い流すことによる影響を疑っています。もしくはアルカリ度が高い砂か成分が含まれているかもしれません。


秋の施肥の本格スタートは、雨を利用して粒状肥料の散布です。万緑-NHTを60g/m2、エンザアミンを30g/m2散布。4日前にはスーパーグリーンフードも100g/m2散布しています。姫高麗芝は休眠までにしっかり影響を蓄えさせて春の成育につなげること、ベントグラスは再生を促して冬越しの準備です。

後は雨が降り過ぎないことを願うばかり。


カーブラリア葉枯病は、早い段階で殺菌剤を予防散布しておけば発症が防げたと思います(管理人宅ではあえて散布していません)。発症してしまった場合も、できるだけ早いうちに殺菌剤を散布しておけば、被害の拡大を最小限に抑えることができるでしょう。天候不良が続きそうですから、早めの対処がお勧めです。

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