芝生用除草剤のその後の様子と肥料散布

2019年5月4日(土)

シバキープPro顆粒水和剤散布後の様子と肥料・土壌改良剤の散布

ゴールデンウイーク後半は素晴らしい好天に恵まれています。改元の華やいだムードがいっそう盛り上がりますね。

今日もちょっと暑いぐらいですが絶好のガーデニング日和、予定していた施肥を行いました。


4月29日と30日は雨でしたので、それを利用してスーパーグリーンフードーを100g/m2散布しておきました。スーパーグリーンフードの臭いが気になる方は、雨の直前の散布がお勧めです。たっぷり雨が降った後は臭いが消えています。

さくっと散布するための道具としては、写真のドロップシーダー MBC-20Dがいいですよ。

手で散布する時のように粉が舞うことがありませんし、均等にまくのも簡単です。


今日も朝から快晴! おでかけやガーデニングで多くの方が楽しんでいることと思います。


我が家のGWを象徴する花、エリゲロンも満開です。日差しを浴びて心地よさそう。


ベントグラスも成長が旺盛になり、すぐにモフモフになります。この後17ミリで芝刈りをしてやりました。


ベントグラスにはキノコがポツンと生えていました。西洋芝の方が成長が早くて有機物が増えやすいせいか、日本芝と比べるとキノコが発生しやすいように感じます。(キノコは古い根や葉をエサとして増殖します)

無農薬でキノコ対策をするなら有機酸資材の継続散布、農薬を使うならフェアリーリング病に適用のある殺菌剤を使ってください。殺菌剤を使用したとしても、キノコが発生しやすい環境をそのままにしておくとすぐに再発しますので、やはり日常の手入れが大切だと思います。

関連記事:キノコ対策について

姫高麗芝も少しずつ成長が旺盛になっています。本格的な成長を見せるのは6月以降になります。この時期は気持ちだけはやるのでやきもきさせられることもあると思いますが、気長に待ってあげましょう。


シバキープPro顆粒水和剤散布後の様子ですが、ヒメクグは完全に成長が止まっている様子で、すでに枯れている葉も少しあります。土壌に吸着した除草成分をじわじわと吸いながら弱っているようです。


カタバミも成長はほぼ止まっています。まだはっきりと枯れるという症状までは行きませんが、こちらも今後の薬剤吸収に期待です。(成長が止まるという現象は、薬剤がある程度効いていると見ていいでしょう)


そのままスプレーできるタイプのシバキープエースシャワー(中身はMCPPとアージランを混合したものです)も新発売されているようですので、除草剤を散布しても枯れにくい雑草にはこういうのをスポット散布で併用することで相乗効果が期待できます。


シバキープPro顆粒水和剤を散布していない場所は、このように雑草が生えてきていますから、散布した場所ではしっかり効いていることが分かります。


今日のメインイベントは肥料散布。姫高麗芝、ベントグラスともに、万緑-NHTを50g/m2、エンザアミンを30g/m2散布しました。使用するツールはもちろん粒剤スプレイヤーです。手放せないアイテムです。

まあはっきり言って見た目と値段のギャップがすごい(高く感じる)ですが、この便利さ、手軽さに慣れてしまうと手作業の散布には絶対に戻れません。お金を出して「便利」を買うと思ってもらうと分かりやすいかな。


肥料散布の後はたっぷり散水。見る間にみずみずしくなる芝生を眺めながらの散水は、至極のひと時です。


うーん、ビューティホー♪


そろそろ病気にも警戒を強めておく時期になりました。写真の中にうっすらラージパッチと思しき症状があるのが分かるでしょうか。少し赤っぽくなっている部分です。

雨や散水の後に赤っぽくなるのはラージパッチの初期症状の可能性がありますので、見つけたら早めに対処しておきましょう。

昨年からpH下降の試験をしていますが、pHをしっかり下げている場所(土壌を酸性にした場所)は今のところ何も症状はありません。写真の場所は昨年はpH下降を実施しなかった場所です。おそらく酸性度が足りないと思われます。

また、ヤマボウシ周辺はラージパッチが出やすいのが我が家の傾向です。それも影響があるかもしれません。

関連記事:ラージパッチの症状と対策について

この時期はミミズの塚が大量発生しやすいのですが、我が家は今のところ塚があまり出ません。ミミズが出なくなると聞いている資材を2月ごろから月1~2回程度散布しているのですが、その効果なのか、たまたまなのか、今後も試験を継続して確かめてみる予定です。