ほぼ枯れた雑草の様子とpH下降剤散布

2019年5月26日(日)

芝生の雑草はほぼ壊滅、病害シーズンに備えて土壌pH下降剤を散布

2日ほど前からいきなり夏になったかのような気温になって体にこたえますね。熱中症による搬送も相次いでいるみたいですので、みなさんもお気をつけください。


女房が植えてくれた花。気温が高くなると鉢はすぐに水不足になります。まだ5月だからと油断は禁物。


アジサイは隣の家との間のスペースで、半日陰を保ってやります。


ベントグラスは軸が上がっていることもあって17ミリから20ミリに刈り高を上げました。目土入れを繰り返せば実質的に軸が下がることになりますが、グランドレベルを上げたくないので目土入れは基本的にやりません。


姫高麗芝は17ミリで芝刈り。今朝はたっぷり散水をしてやりました。たっぷり散水の目安は、平米あたり10リットル以上になります。10リットルのバケツが何秒でいっぱいになるか時間を計っておくと、散水時間の目安が分かります。我が家は30秒で10リットルバケツがいっぱいになります。

この5月は気温が高めで雨が少ないこともあって、路傍の雑草もしおれたり枯れたりしています。雨の少ない地域では芝生の水不足にご注意ください。今年はなんだか成長がいまひとつだなと感じる場合は、水が不足していた可能性があります。また、水不足は黄化の原因の一つでもあります。

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少し前から発生していたラージパッチは、スーパー・ポリ・スピリットを2週間連続して散布したこともあって、徐々に収束に向かっています。土壌のpHを弱酸性にしておくとさらに効果的でしょう。pHを6.5以下にしておくだけで、ラージパッチの発生リスクはかなり低減できると思います。

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除草剤の効果は日増しにはっきり現れており、ヒメクグの地上部は完全に枯れて存在が分からなくなりました。アカカタバミも徐々に朽ち続けています。


同じ場所の2週間前の様子がこの写真。明らかにアカカタバミの勢力が弱っているのが分かります。土壌にできた処理層から薬剤を少しずつ吸収しながら弱り続けているのでしょう。

また、土壌処理効果のある除草剤の最も注目すべき効果は「生えてこない」という点です。こちらも十分に効果を発揮してくれているようで、新たな発芽がほとんど見られません。生えてこないのは本当に楽ですね。


使用した除草剤は写真左側のシバキープPro顆粒水和剤です。以前は広葉雑草のみに適用がありましたが、新たにイネ科にも適用が追加されたそうです。数十平米ぐらいの一般家庭の芝生には強い味方になってくれそうですね。

広さが数百平米あるような芝庭の場合は、シバゲンDFなどのプロ向け資材の方が割安になるでしょう。


今日は土壌のpHをさらに下げるためにペーハー下降剤のpH下げ太郎を散布。20倍のかなり濃い希釈液を散布しますので、気温が高く太陽光がさんさんと降りそそぐ中での散布は厳禁です。朝早いうちか、夕方涼しくなってからにしてください。


散布後は葉に付着した希釈液を洗い流す感じで軽く散水。そうすることで葉やけ防止になります。そのままにしておきますと葉やけしますので注意してください。


あと2~3週間でカーブラリア葉枯病の季節に入ります。pHの下降が功を奏するのか、それとも逆効果になるのか、pH5ぐらいを狙ってテストをしてみます。

カーブラリア葉枯病の発症を最初から抑制しておきたい方は、今のうちからロブラール水和剤とラリー水和剤を3~4週間に1回程度のペースで交互にローテーション散布してください。

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