芝生の成長を促す粒状肥料と土壌改良剤の散布

2020年4月12日(日)

降雨を利用して万緑-NHT、エンザアミン、スーパーグリーンフードの散布

近隣の桜も散りはじめ芝生が本格的に成長するシーズンがやってきました。今日は成長を促すための粒状肥料とラージパッチ対策も兼ねた土壌改良剤の散布です。


エリゲロン

我が家ではゴールデンウイークを象徴する花でもあるエリゲロン。繁殖力がすごいのでガーデニング愛好家の中では「植えてはいけない花」という扱いにもなっています。確かにそこら中から生えてきますが、我が家はそういうのを気にしないので問題無しです。


ベントグラスの様子

ベントグラスは13ミリで芝刈り。高麗芝やケンタッキーブルーグラスの場合は、寝ている葉の隙間から直立の新しい葉が出てきて密度が高まっていくのですが、今のところベントグラスは様子が異なるようです。まき芝と播種では仕上がりが異なるのか、今後の変化に興味津々ですね。


姫高麗芝の様子

姫高麗芝は今週は芝刈りはパスしました。しても良いぐらいは伸びてましたが時間の都合で割愛。昨夜から今日にかけて雨の予報でしたから、それを利用するべく肥料と土壌改良剤の散布を優先しました。


姫高麗芝に発生したラージパッチ

姫高麗芝にはラージパッチ発生中です。写真を取るのを忘れてましたが、ラージパッチ対策の一環で4日前にアルムグリーンとスーパー・ポリ・スピリットを500倍で混合散布しています。スーパー・ポリ・スピリットの硝酸カリが植物の生理移行を促進して健全性や耐病性を高め治癒を促してくれます。また、アルムグリーンは発根を促して肥料吸収効率を高め、土壌微生物を豊かにして病原菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。(管理人宅は姫高麗芝の病気は無農薬の方針です)

関連記事:ラージパッチの症状と対策

薄くなった姫高麗芝

春の生育初期段階ではこのように成長不良だったりする場所がありますが、気温上昇とともに解消されることが大半ですので心配しすぎないようにしてください。もし6月頃になっても解消しないようなら病気(春はげ症や立枯病など)の可能性がありますが、春の萌芽を遅らせる病気は秋にり患しますから症状が出てから殺菌剤を散布してもあまり効果は期待できません。秋に対処しましょう。


粒状肥料の万緑-NHTとエンザアミン

肥料と土壌改良剤の散布は、雨の降る直前の昨日夕方行いました。粒状肥料は我が家の定番、万緑-NHTとエンザアミンです。万緑-NHTを50g/m2、エンザアミンを30g/m2、粒剤スプレイヤーを使ってサクッと散布。時間の無い時にはホントにこのツールが助かるんです。


土壌改良剤スーパーグリーンフード

続いてスーパーグリーンフードを100g/m2散布。スーパーグリーンフードには有用微生物が多量に含まれていますから、病原菌の繁殖を抑制してくれる効果が期待できます。こちらもドロップシーダーを使ってサクッと散布。


散布機からこぼれた資材

と思っていたのですが、やってしまいました。ドロップシーダーの吐出穴のシャッターを閉め忘れたまま資材を入れてしまったため、目を離している間にこんなことに(笑)


とりあえず手で取り除きましたが取りきれないものをそのままにしておくとさすがに資材焼けを起こすでしょう。


できるだけ拡散させるべく至近距離からシャワーを当てて資材を散らしておきました。ただ、その前に散布した万緑-NHTやエンザアミンにも影響しているでしょうから、この付近は肥料ムラが出るかもしれません。


気を取り直してスーパーグリーンフードを全面散布。本来ならここでたっぷり散水をするのですが、夜から翌日にかけて雨の予報ため割愛。


予報通り雨が降り一安心。スーパーグリーンフードの臭いも一晩で消えてしまいました。肥料が入ったことで成長と病気の治癒が促されますように!


日本芝が本格的な成長を見せるのは最高気温がコンスタントに25℃を超えるようになってからです。この時期は何かとやきもきさせられることも多いと思いますが、気長に待ってあげましょう。6月ぐらいにはきっと見違える姿を見せてくれるはずです。