粒状肥料の散布とベント強制リセットその後

2020年10月11日(日)

万緑-NHTとエンザアミンの散布とベントグラスの軸刈りテストその後

気温も低下し日照時間も短くなり、姫高麗芝の成長は急ブレーキがかかってきました。姫高麗芝には秋の最後の施肥で万緑-NHTとエンザアミンを散布しました。


朝から快晴とまではいきませんが、晴れ間ののぞくまずまずの天気。バラも気持ちよさそうです。しかし害虫に花やつぼみをたべられまくってしまってちょっと残念な様相になってます。女房が殺虫剤を散布してくれました。


ベントグラスは35ミリで芝刈り。調子自体は好調です。

左下のはげた部分は軸を下げるための強制リセット(低刈り)をしています。1週間ほど経過しましたが今のところ新芽が出てくる様子はありません。おそらくダメだとは思いますがもうしばらく様子を見ます。


姫高麗芝は成長鈍化のため芝刈りはパス。2週間に1回のペースにする予定です。

これから落ち葉が増える時期になりますが、芝生に落ち葉を堆積させたままにしますと日照がさえぎられたり通気性が低下することによって病気が発生しやすくなります。堆積させないようにこまめに落ち葉掃除をしておきましょう。


3日前に雨の予報があったので出勤前にエンザアミンを30g/m2散布しておきました。当日は時間の都合もありエンザアミンのみでしたので、今日は万緑-NHTを40g/m2散布。これで姫高麗芝の今シーズンの粒状肥料は終了です。一部で11月散布がどれほどの効果を発揮するのかテストする予定です。


万緑-NHT散布後に散水。日常の散水は2~3日おきぐらいでいいでしょう。


写真ではまだきれいに見えるのですが、実際には退色や密度低下が進んでいるのが確認できます。これからさみしくなりますね。


雑草のメヒシバを放置したらどうなるのか様子を見ていたらこの通り、種を大量につけています。変色してパッチのように見えるのが群生した穂です。さて、来年除草剤を散布することでこれらの大量の種の発芽を抑制できるのか楽しみです。


比較的好天が多かったせいかカーブラリア葉枯病は今のところ目立つ症状は発生しておらず、しばらく好天続きの予報も出ていることから、おそらくこのまま発症は抑制できるのではないかと思います。やはり天気が良いのに越したことはないでしょう。

今週後半から気温が低下するようですので、カーブラリア葉枯病からラージパッチへバトンタッチされる時期になるでしょう。ラージパッチは雨や多湿の日にパッチ周辺部がオレンジ色や赤っぽく変色しますから、症状的には判別しやすいでしょう。そういった症状が現れたら早めに殺菌剤などで対処してください。

また、引き続き害虫にも注意が必要です。病気ではないような枯れ方や密度低下などが発生したら、とりあえずスミチオンを1000倍で3リットル/m2散布して様子を見てください。殺虫剤は散布量や濃度が不足していると効果が発揮されませんので、必ず説明書通りの散布をしてください。