寒地型西洋芝の春の準備

2021年1月17日(日)

ベントグラスの根を有機酸資材で刺激

寒さ緩んで春の陽気になったかと思えばまた今日から真冬の寒さ。気温は目まぐるしく変わりますが春の足音は日増しに高まっています。ちょっと気が早いのですが、今日はベントグラスに有機酸酵素EXを散布しておきました。


今年は毎日のように降霜もあり、姫高麗芝はすっかり冬色です。超暖冬だった昨年は「霜はどこ?」というぐらい暖かったのを思い出します。


昨年11月下旬に除草剤(シバキープエース液剤)を散布したエリアはほとんど雑草が見られません。大きいのはなかなか枯れませんでしたけど、小さいものは一網打尽にできていたようです。


除草剤を散布していないエリアは冬雑草のスズメノカタビラがチラホラ生えてきています。来週あたりに雑草が目立つエリアに散布してもいいかなと考えています。今日はちょっと風が強いのでパスしました。

噴霧するタイプの除草剤は、風が強い時に散布すると飛散(ドリフト)して芝生周辺の花壇や鉢植えの植物に影響を及ぼすことがありますからご注意ください。


大きくなってしまったスズメノカタビラは、シバキープエース液剤の100倍散布を1回だけではあまり反応がありませんでしたが、追加でハンディースプレータイプのシバキープエースを散布したところ、このように枯れてきました。

※シバキープエース液剤はスズメノカタビラに対しては50倍希釈が推奨となっています。


ベントグラスもほぼ休眠状態でほとんど成長していませんから芝刈りはお休みです。今年は本格的な冬となっていますが、アントシアンはほぼ見られませんね。


ところどころ茶色っぽくなっている場所は軸刈りに近くなっているか軸刈りになっています。春から夏にかけて一番成長する時期に思うように芝刈りやその他の手入れができず、軸の上昇を招いてしまいました。


寒地型西洋芝は2月には起き始めますから、1月のうちから有機酸資材で根に刺激を与えておきます。有機酸酵素EXを500倍で散布。こうすることで春の立ち上がりが早くなることが期待できます。アルムグリーンやキトサン溶液も有機酸資材ですので同様の効果が期待できます。

週1回ペースで散布を続けると効果的でしょう。


ジョウロのはす口が金属製のものを使用されている場合は、資材散布後はよく洗っておきましょう。洗わずに放置しますと、資材がこびりついたり錆びたりしてはす口の穴が小さくなってしまうことがあります。


有機酸資材が春の立ち上がりに効くのは芝生だけではありません。ついでに庭の花たちにも与えておきました。


さて、我が家は夫婦そろってあまりスマホに興味が無かったのですが、姪のiPhoneの写真クオリティにいたく感銘を受けた女房がすこし前からiPhoneに興味を持っていまして、先日ついに買い替えました。

さっそくワンニャンズを試し撮りしてましたけど、やはり美しさが半端じゃないですね。私も欲しくなりました。来年にはこのサイトもiPhoneの写真に変わるかも?


閑話休題、今日はベントグラスの発根促進の話題でしたが、姫高麗芝などの日本芝も2月に入ったら発根促進で起こす時期になります。温暖な地域では3月上旬が高麗芝の芽吹きになりますので、2月の根の刺激は非常に効果的だと思います。ご興味がある方はぜひお試しください。