秋の除草剤散布第一弾と除草剤散布の注意点

2021年10月3日(日)

秋から冬にかけての雑草抑制のためシバキープPro顆粒水財を散布

今日は朝から絶好の秋晴れ。観光地の賑わいが目に浮かぶようです。気温も下がり除草剤散布後の薬害リスクも低下しましたので、好天のチャンスを生かして除草剤散布を決行しました。


芝生に差し込む朝日はすっかり秋の様相です。台風が運んできた蒸し暑さも無くなり、昨晩から今朝にかけてはかなりヒンヤリした空気が漂っていました。


さわやかな秋晴れにはバラがよく似合います。


バラを眺めていると窓際にキジトラのいすずが。


ベントグラスは中2日のペースで芝刈りをしていましたが、そろそろ中1日にペースアップした方が良さそうな感じです。昨日の芝刈りから刈り高を30ミリ→25ミリに下げました。軸刈りになる部分もほとんど無く、このまましばらく25ミリで刈って体力を付けさせ、さらに刈り高を下げる工程に入る予定です。


姫高麗芝は25ミリで週1回ペースの芝刈り。刈草の量もかなり減りましたのでそろそろ2週間に1回のペースにしてもよさそうです。

成長は衰えていますけど吸収した栄養を体内に蓄積するモードに入っているはずですから肥料は適度に与えておきましょう。これから来年の立ち上がりのための栄養を蓄積します。


夏前に散布した除草剤(シバキープIII粒剤)の効果もほぼ消失したようでカタバミが勢いを増してきています。

秋から冬にかけての雑草抑制のため除草剤散布を決行。

黒柴の伊勢を毎日庭で●んちやお●っこをさせるので半分ずつ2回に分けて散布します。今週半分散布して1週間は散布していない残りのエリアで伊勢を散歩させ、次は逆にするという感じです。伊勢は高齢化でボケが進行しているため同じところをぐるぐる回りますから散歩の面積が半分になってもあまり支障はありません。(もちろん庭から外に出て散歩もしています)


使用したのはシバキープPro顆粒水和剤。薬剤の成分はゴルフ場に使われているものと同じで、それを家庭向けのサイズに小分けされています。


使い方はシンプルで、この小分けにされた薬剤を2リットルの水に溶かして20平米に散布するだけ。製品には小分け袋が2つ入っていますから合計で40平米の面積に散布できます。

日本芝および西洋芝(ベント、ブルーグラス、バミューダグラス)両方に使えるのも便利ですね。


この除草剤は展着剤入りのため泡立ちます。ですので先に2リットルの水を汲んでおき、その後薬剤を入れて混ぜてください。薬剤を先に入れて水をジャブジャブいれると泡だらけになって扱いにくくなります。


混ぜる時も泡立てないようにゆっくり丁寧に。


私はシバキープPro顆粒水和剤が散布容器付きだったころのを取っておいて散布に使っていますが、お持ちでない方は噴霧器などを利用してください。ジョウロだと散布量が多すぎてまきすぎになるかもしれませんので、事前に水で散布の練習をしておいた方がいいかもしれません。


もちろん芝生以外の植物にかかると枯れてしまいますので、誤ってかからないように注意してください。噴霧器の場合は霧が風で流れたり(ドリフト)しないように注意してください。

シバキープPro顆粒水和剤は土壌処理効果(薬剤が土壌に吸着することで3か月程度効果が持続)もありますから、誤ってかけてしまうと長期間被害が発生することになります。


除草剤散布前に気を付けたいこと

エアレーションしない

エアレーションは芝生(特に根)を傷める作業です。傷んだ状態の芝生に除草剤を散布しますと薬害が出る可能性が高くなります。除草剤散布の前後2か月程度はエアレーションをしないようにしてください。(メーカー推奨は散布の前後3か月) もしエアレーションをしてしまった場合は散布を延期することをお勧めします。

天気予報や雨雲レーダーを確認する

除草剤散布後、6時間以内の降雨は効果を減少させてしまいます。散布当日に雨が降らないことを確認しておきましょう。また、晴れの予報でも大気が不安定な時には予想外の雨が降ることもあります。雨雲レーダーでも確認しておきましょう。


除草剤散布時に気を付けたいこと

強風の場合はできれば散布を中止する

散布当日が晴れていたとしても風が強い場合は散布を延期することをお勧めします。(風によって思わぬところまで除草剤が飛んでいったり散布が偏ったりするのを避けるため)

マスク、長靴、ゴム手袋などを装着

薬剤が体に付着したり吸い込んだりするのを防げる格好で作業してください。

均等に散布する

薬剤の効果がまんべんなく発揮されるように均等に散布するようにしてください

用法用量を守る

用量を超えた散布は薬害リスクが発生します。たくさん散布すればいいというものではありませんから用法用量をしっかり守ってください。

除草剤散布後に気を付けたいこと

散布に使用した容器はしっかり洗う

除草剤散布に使用した道具はしっかり洗っておきましょう。特に芝生以外の植物にも共用している散布器具は注意が必要です。シバキープPro顆粒水和剤やシバゲンDFのように微量で効く除草剤の場合、微量の薬剤成分が容器内に残っていると他の植物に散布した際に薬害が発生することがあります。

散水は適度な間隔を空けてから

散布後6時間以内の降雨が効果を減少させるのと同じく散水も効果を減少させてしまいます。念のため12時間以上は空けてから散水をしてください。

※顆粒タイプの除草剤を地際に落とすための散水は直後でもOK

子供やペットの立ち入りは数日程度空けてから

散布当日は立ち入らないようにしましょう。念のため数日程度は空けていただくことをお勧めします。


除草剤は便利で手入れが楽になる資材ですが、農薬ですので説明書をよく読んでいただき注意点をしっかり把握していただいた上で適切にご使用ください。