姫高麗芝の更新作業 第2弾

2022年2月6日(日)

冬枯れした姫高麗芝のサッチングと根切り、低刈り

今日は予定していた更新作業の第2弾を決行。第1弾ではエアレーション作業を済ませ、今日はサッチング、根切り、低刈り、発根促進資材の散布です。

とりあえず20ミリで芝刈り。これはほんのジャブみたいなものです。

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例年なら先に13ミリぐらいまで段階的に芝刈りをしていくのですが、今回はリョービ芝刈り機の根切り刃によるサッチング&根切りを先に行いました。

密度を下げてから低刈りすることで芝刈りの抵抗をできるだけ無くそうという目論見です。


刈り高設定は最も低い5ミリに。刈り高の設定を上げるほど根切り刃が浅く入るようになり、根切りよりサッチングやグルーミング的な方向になります。

本体の両端の赤い印の内側が刃の幅になりますから、印より外側は根切りの範囲外となります。これを目印に作業を行います。


電源コードを踏まないようにしながら順次根切り&サッチング。


根切り&サッチングの作業は刈草が大量に発生しますから集草箱がすぐに一杯になります。早めに集草箱を空にしておくことで刈草の逆流を防ぐことができます。


1回走らせるだけでこれぐらい密度が低下しサッチも回収できます。


全体を縦横に走らせて密度の低下とサッチの回収をしました。


密度をもっと下げておきたいと感じた場所はさらに斜めにも走らせて念入りに。これでかなり低刈りの時の抵抗が無くなります。


その後は再度芝刈り。写真では分かりづらいかもしれませんが、中央あたりから右側が芝刈りビフォー、左側がアフターです。

いつもなら20ミリから段階的に下げていくところ、いきなり9ミリで刈っても大半がなんとかいけました(一部刈りにくい所は段階的に)。

密度低下の目論見がうまくはまったようです。来年からもこのパターンでやろう。


芝刈りの後は散らばっている刈草などをブロワーバキュームで回収。これも意外と刈草が回収できるんです。


最終的に根切りと芝刈りで45リットルのゴミ袋8袋分を回収。


最後のブロワーバキュームでさらにこのぐらいの刈り草を回収しました。

これらの冬枯れした葉や茎を残したままシーズンに入るとサッチとなって堆積することになります。それを防ぐ意味でも更新作業は重要な作業と言えます。


ベントグラスは今日も芝刈りはパスです。連日の降霜でアントシアン(紅葉現象)が少し拡大しました。寒さももう少しの辛抱です。


最後に姫高麗芝、ベントともに発根を促すためアルムグリーンを500倍で平米1リットル散布しておきました。有機酸資材は今後も週1回ペースで散布する予定です。


ところで現在のロットのアルムグリーンですが、なぜかラベルに黄ばみが見られます。

一見古いように見えますが中身はちゃんとした新しいものです。

メーカさんでも松浦商店でもダンボールに入った状態できちんと室内保管していますから、直射日光や照明に長期間晒されていたというようなことはございません。

生産の段階で揮発した成分がラベルに付着して黄ばみの原因になっているのではないかと推測しております。


有効期限もこのように2年ほどあります。ちなみに右側の方が古いロットなのですがラベルが新しく見えますね。

見た目はこんな感じですが中身の品質は問題ありませんのでご安心ください。


さて、今日は寒すぎるのでスーパーグリーンフードの散布は延期しました。次の週末で散布を予定しており、それで更新作業は完了となります。